英競馬G1で危険騎乗 日本でも人気の騎手に海外批判「完全に不注意」「ナンセンス」
英競馬のG1エクリプスS(芝1990メートル)が2日(日本時間3日)、英国・サンダウン競馬場で行われ、クリストフ・スミヨン騎乗の仏ダービー馬ヴァデニ(牡3歳、仏・JCルジェ厩舎、父チャーチル)が制した。G1連勝と強さを見せたが、ゴール直後の不注意騎乗で12日間の騎乗停止に。英メディアが動画を公開すると、海外ファンから「完全に不注意」「正しい振る舞いをして」と注目を集めた。
英競馬G1エクリプスSで生まれた危険騎乗とは
英競馬のG1エクリプスS(芝1990メートル)が2日(日本時間3日)、英国・サンダウン競馬場で行われ、クリストフ・スミヨン騎乗の仏ダービー馬ヴァデニ(牡3歳、仏・JCルジェ厩舎、父チャーチル)が制した。G1連勝と強さを見せたが、ゴール直後の不注意騎乗で12日間の騎乗停止に。英メディアが動画を公開すると、海外ファンから「完全に不注意」「正しい振る舞いをして」と注目を集めた。
6頭立ての中距離戦、ヴァデニが最後方から鋭く脚を伸ばし、首差で後続の追撃を退けた直後だった。ゴール通過後にスミヨン騎手が左手でガッツポーズ。しかし、ヴァデニが右へ切れ込み、内を走っていたネイティブトレイルとロードノースの進路をふさぐ形となった。
着順には関係なかったが、スミヨンは不注意騎乗で12日間の騎乗停止処分に。斜行の動画を公開した英競馬番組「レーシングTV」ツイッターは、文面に「クリストフ・スミヨン、ラインを越えてエクリプステークスの栄えある勝利を祝った際に、ヴァデニを右に斜行させたために12日の出場停止処分を受けた。それはネイティブトレイルとロードノースを著しく妨害するものだった」と記した。海外ファンからは批判的な声が多く上がった。
「ええ、これラインの後なの?」
「とにかくダメでしょ。処分は妥当」
「正しい判断だね」
「正しい振る舞いをして」
「手綱を離したのは完全に不注意」
「ナンセンス」
オルフェーヴルやエピファネイア、ブエナビスタなどの日本馬に騎乗経験があり、日本でも人気のあるスミヨン。英競馬番組「レーシングTV」も記事を掲載し、スミヨンのコメントを紹介。「僕はコースを知らないし、ラインを越えた時に内側にいたウィリアムとジェイムズを見ていない。馬はただコーナーを曲がろうとしただけだった。この時、前方の残り20ヤードを視界にとらえていなかった。残念なことに彼らは自身の馬をかなり強くチェックしなければならず、採決委員たちに伝えたようにこれは僕のミスだ。あんな風に喜ぶべきではなかったし、あそこはトラブルに巻き込まないように内側を見るべきだった」と釈明している。
(THE ANSWER編集部)