29歳青木瀬令奈「次勝てばまた人生変わる」 引退よぎった甘さ捨て、甦った勝利への執念
一時は引退もよぎったが、甦った「また勝ちたい」という強い思い
結果、同大会で2勝目を飾ったが、「また勝ちたい」と強く思い、「どうすれば勝てるか」を考え続けてきた。その思いの中で出てくる工夫の数々。この日は、「ティーを低くすること」だったという。
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過去の2勝は、いずれも逆転優勝。一方で最終日に首位で迎えた2試合では、優勝を逃している。それだけに「逃げ切り優勝」への憧れも強い。
「親友の成田美寿々が、逃げ切って勝つ姿を見てきて『かっこいい』と思ってきました。明日は、最初から気持ちにブレーキをかけずに攻めていきたいです。スコアを伸ばしても、見えない14、15アンダーぐらいに見えない敵がいると思って戦っていきたいです。そうして、次に勝てばまた人生が変わるという思いもあります」
今季は、大会が始まるまではエースパターを封印し、サブのパター練習。理由は「大会で新鮮なフィーリングが出るようにもしている」という。連日の猛暑もプラスに考え、「私は盆地の群馬県生まれですが、子供の頃、エアコンが壊れても夏を過ごせるほど暑さには強いですね」と言った。
勝利にどん欲な29歳。このチャンスを生かすべく、残り18ホールに全身全霊を懸ける。
(THE ANSWER編集部)