楢崎智亜、「イチかバチか」で逆転2位 自国で掴んだ収穫「攻められたことは成長」
スポーツクライミングのワールドカップ(W杯)ボルダリング第5戦(エスフォルタアリーナ八王子)は3日、男子準決勝、決勝が行われ、楢崎智亜(TEAM au)が自国開催で2年連続2位。それでも、最終課題を一発でクリアするなど沸かせ、逆転で表彰台を掴んだ。杉本怜(北海道連盟)が3位に入った。
ボルダリングW杯、最終課題を一発クリアで沸かせる
スポーツクライミングのワールドカップ(W杯)ボルダリング第5戦(エスフォルタアリーナ八王子)は3日、男子準決勝、決勝が行われ、楢崎智亜(TEAM au)が自国開催で2年連続2位。それでも、最終課題を一発でクリアするなど沸かせ、逆転で表彰台を掴んだ。杉本怜(北海道連盟)が3位に入った。
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最後に楢崎が魅せた。完登できずに迎えた決勝の第4課題。「これを一撃でいかないと優勝はないとわかっていた。集中力MAXで行った。イチかバチか」と果敢にチャレンジし、一発でクリアした。ガブリエル・モロニ(イタリア)も一撃でクリアし、優勝こそさらわれたが、自国開催に詰めかけた2453人のファンを盛り上げた。
「優勝を目指してきて2位になったけど、最後に追い込まれて1回でいけたことは良かった」。スポーツクライミングが東京五輪に採用され、盛り上がりを見せた昨年大会も2位。しかし、収穫もあった。「勝てるようになったきた中で、なかなか攻められなかった。最後にイチかバチかが決まって、攻められたことは成長かなと思います」と前を見据えた。
もちろん、大目標の2020年の金メダルへ向けて満足することはない。「当面の目標は世界選手権で優勝すること。東京五輪に向けてもリードとスピードを上げて3種目で勝てるようにしたい」と語った楢崎。自国開催で掴んだ収穫と課題を成長の糧にする。
(THE ANSWER編集部)