[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

女子ゴルフ界のSNS誹謗中傷にJLPGAが異例の警告「特定の個人を傷つけるケースが増えた」

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は公式サイトでSNSなどでの誹謗中傷について異例のメッセージを掲載した。

JLPGAは公式サイトやSNSなどでの誹謗中傷について異例のメッセージを掲載【写真:Getty Images】
JLPGAは公式サイトやSNSなどでの誹謗中傷について異例のメッセージを掲載【写真:Getty Images】

公式サイトでメッセージ「誹謗中傷の問題が浮き彫りになってきたことも事実」

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は公式サイトでSNSなどでの誹謗中傷について異例のメッセージを掲載した。

 30日にSNSなどでの誹謗中傷について警告メッセージを掲載。今シーズン、ツアーで熱戦を繰り広げる選手たちにエールや好意的なメッセージが多く寄せられているとした一方で、「コースではスーパープレーを披露する選手も、プライベートではひとりの人間です。SNS等で最近、心ない言葉が浴びせられる事案が増えて、誹謗中傷の問題が浮き彫りになってきたことも事実です」とした。

 匿名による書き込みが可能なネット上で「目をそむけたくなるような批判を送信し、特定の個人を傷つけるケースが増えてきました」と言及。「さらに、その書き込みは根拠のない憶測等が加わっていき、短時間で拡散します。個人の名誉、プライバシー、ひいては人権まで脅かし、法律に違反する行為に発展することも少なくありません」とし、自身の誹謗中傷のみならず、他人の投稿などを拡散することも刑事・民事上の責任を問われることがあることを指摘した。

「どうぞ、選手がより高いパフォーマンスを展開できる、素晴らしい環境づくりのサポートをファンの皆さんにお願い申し上げます。なにとぞ、ご理解の上、JLPGAトーナメントのご支援を重ねてお願いいたします」と締めくくり、理解を求めた。

 近年、スポーツ界はSNSでの誹謗中傷の問題が表面化。北京五輪を控えた今年2月にはスポーツ庁の室伏広治長官が同庁公式サイトで「アスリートも一人の人間」とし、アスリートを傷つける投稿を控えるように異例の呼びかけを行っていた。また、ゴルフ界でもトッププロの一人、昨季賞金女王の稲見萌寧が6月に「自分のことではない」としながら、ネット上で横行する誹謗中傷について「そのコメントが色んな人を傷つけてる事を忘れないでほしいです」などとSNSで記していた。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集