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失点しない大谷翔平、要因は“最新技術”? 米記者が持論「オオタニは見事適応した」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は6月だけで4勝を挙げる大活躍。過去の3先発で無失点、30奪三振など圧巻の投球を披露したが、米記者が好調の理由を考察。「最も明確な説明は? 現代化だ」と持論を展開している。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

過去3先発で無失点30奪三振、米記者が考察「明確な説明は? 現代化だ」

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は6月だけで4勝を挙げる大活躍。過去の3先発で無失点、30奪三振など圧巻の投球を披露したが、米記者が好調の理由を考察。「最も明確な説明は? 現代化だ」と持論を展開している。

 米スポーツメディア「スポーティングニュース」は、「破滅的なヤンキース戦後、ショウヘイ・オオタニのピッチコムへの変更が6月の圧倒的数字に導いた」との見出しでケビン・スカイバー記者の署名記事を掲載した。大谷の6月初先発となった2日(日本時間6月3日)の敵地ヤンキース戦について「残酷な先発だった」と注目。3本塁打を浴びるなど3回8安打4失点。変化のきっかけはこの試合だったという。

 スカイバー記者は、エンゼルスから解任される前のジョー・マドン監督が「ヤンキースは球種を読むのが本当に上手い」とコメントするなど“癖”を見破られていた可能性を示唆していたことを紹介。「それ以降、オオタニは見事に適応して見せた。最も明確な説明は? 現代化だ。それが歴史的な数字へと導いた」と指摘した。

 ピッチコムは、バッテリー間でサインを伝達する新技術で今季からMLBで導入された。捕手の手元のスイッチを押すと、投手の帽子に設置されたスピーカーから音声で球種が伝えられる仕組みだ。

 大谷はピッチコム自体は5月26日(同27日)のブルージェイズ戦から使用しているが、ヤンキース戦では序盤にピッチコムが故障したとされている。記事では、4月~5月が44回1/3に登板し防御率3.45だったのに対し、ヤンキース戦以降の過去4先発では同0.34と圧倒的であることに注目していた。

 大谷は過去3先発で無失点、30奪三振をマーク。米スポーツ専門局「ESPN」のスタッツを専門に扱うツイッター「ESPNスタッツ&インフォ」によると、3試合のスパンで同数字を記録したのは、ジョン・ラッキー、ノーラン・ライアンについで球団史上3人目の歴史的快投だった。新技術も駆使し、二刀流が調子を上げている。

(THE ANSWER編集部)


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