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2冠王者アフマダリエフが残忍12回TKOでV3 未来の“井上尚弥のライバル候補”が貫録

ボクシングのIBF&WBAスーパー世界スーパーバンタム級タイトル戦が25日(日本時間26日)、米テキサスで行われ、2団体統一王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が指名挑戦者の同級1位ロニー・リオス(米国)を12回TKOで破り、WBAスーパー、IBFともに3度目の防衛に成功した。

ムロジョン・アフマダリエフ【写真:Getty Images】
ムロジョン・アフマダリエフ【写真:Getty Images】

Sバンタム級世界タイトル戦でリオスを撃破

 ボクシングのIBF&WBAスーパー世界スーパーバンタム級タイトル戦が25日(日本時間26日)、米テキサスで行われ、2団体統一王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が指名挑戦者の同級1位ロニー・リオス(米国)を12回TKOで破り、WBAスーパー、IBFともに3度目の防衛に成功した。

 判定も見えた12回に決着した。試合を優位に進めてきたアフマダリエフの強烈な左ボディーがリオスに効いた。ここぞとばかりに王者は執拗に左ボディーを3発打ち込み、ダウンを奪った。なんとか立ち上がったリオスに対して、猛ラッシュを仕掛け、レフェリーストップ。残忍な幕切れを見せつけた16年リオデジャネイロ五輪バンタム級銅メダリストはコーナーに上がり、雄叫びを上げた。これでデビューからの連勝を11(8KO)に伸ばし、2本のベルトを守った。

 米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「ムロジョン・アフマダリエフはジュニアフェザー級のトップを簡単に仕留められると印象付けた」と報じ、「最終12回で逆転するためにリオスはKOが必要だったが、アフマダリエフがショーを閉めた。ボディーブローを食らい、防御ができなくなったリオスはパンチを食らい続けて膝をついた。レフェリーが試合を止めて、リオスは救われるしかなかった」と試合を評した。

 スーパーバンタム級は、IBF&WBAがアフマダリエフ、WBC&WBOがスティーブン・フルトン(米国)と2人で4本のベルトを保持しており、4団体統一戦が期待されている。そして、バンタム級の3団体統一王者・井上尚弥(大橋)が近い将来、転級を視野に入れており、階級アップした場合、井上のライバルになりうる存在だ。

(THE ANSWER編集部)

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