欧州最強長距離馬が超重ハンデ67kgで差し切り 鞍上の女性騎手も仰天「アンリアルです」
海外競馬で3250メートルの長距離戦を斤量67キロで豪快に差し切ったレースが話題を呼んでいる。海外ファンはもちろん、手綱を執った騎手も「アンリアル」、送り出した馬主も「圧巻の勝利」と仰天している。
昨年の欧州最優秀ステイヤーがハンデ戦で驚きの快勝
海外競馬で3250メートルの長距離戦を斤量67キロで豪快に差し切ったレースが話題を呼んでいる。海外ファンはもちろん、手綱を執った騎手も「アンリアル」、送り出した馬主も「圧巻の勝利」と仰天している。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
25日に英ニューカッスル競馬場で行われたハンデ戦、ノーサンバーランドプレート(オールウェザー約3250メートル)で主役になったのはトゥルーシャン(騙6・英国)だった。昨年の欧州最優秀ステイヤーが当初予定していた英G1ゴールドカップを馬場状態から回避し、代わりに挑んだレースで背負った斤量はなんと10ストーン8ポンド(約67キロ)。次に重い馬とは約8.5キロ差だったが、お構いなしだ。
道中を6、7番手で進めたトゥルーシャン。直線に向いた走りが圧巻だった。斤量67キロとは思えない脚色で、前をいく6頭の馬群の中央を切り裂くように、ぐいぐいと伸びてくる。そして、ラスト1ハロンは先に抜け出した馬との叩き合いになったが、脚色は鈍ることなく、半馬身先着。勝ってみせたのだ。英専門メディア「アット・ザ・レーシーズ」公式ツイッターは「見事な負担重量パフォーマンス!」とレース映像を紹介した。
映像を見た海外ファンからは「史上最高レースの一つ」「伝説の馬と騎手だ。とにかくスリリング」「もう少し重いものを乗せても大丈夫そうだね」「アンリアル。これ見て鳥肌が立った」「これ見たけど圧巻」「これはアンビリーバブル」「なんて馬なんだ!」と驚きの声が上がっていた。
英競馬番組「レーシングTV」によると、騎乗した女性騎手ホーリー・ドイルは「もうアンリアルですね」と驚きを隠せず。負担重量について「彼は必死にならなければ勝てないということのない馬で、いつも簡単に勝ってしまう。でも、彼のああいうレースは初めて見ましたけど、耳を立てて、しっかり走っていた。彼が抜かれることはなかったのです」と勝負根性を称えた。
また、馬主のアラン・マーシュ氏も「圧巻の勝利でしたね。ホーリーはどう騎乗するか明確に伝えてくれていましたし、それをやってくれました。我々はこの馬に騎乗するように言っただけです。彼女は馬のことをよく分かっている。彼女の大きな手柄ですよ」と鞍上を称賛したという。昨年のこのレースで6着に敗れた後、G1・2勝を含め5連勝となったトゥルーシャン。今後も欧州長距離戦線を盛り上げそうだ。
(THE ANSWER編集部)