なぜアウトに? 一塁コーチに原因があった“奇妙な併殺”に米驚き「野球は面白い」
米大リーグで“奇妙な併殺”が生まれた。ブレーブスの打者が、18日(日本時間19日)の敵地カブス戦で1死一塁からポテンヒット。一塁走者が二塁でフォースアウトになった後、打者走者は一塁に間に合ったのに2つ目のアウトを取られた。SNS上で動画が拡散。米ファンからは「何が起きたのか分からなかった」「野球は面白い!」と驚きの声が上がった。
1死一塁から起きた珍事とは
米大リーグで“奇妙な併殺”が生まれた。ブレーブスの打者が、18日(日本時間19日)の敵地カブス戦で1死一塁からポテンヒット。一塁走者が二塁でフォースアウトになった後、打者走者は一塁に間に合ったのに2つ目のアウトを取られた。SNS上で動画が拡散。米ファンからは「何が起きたのか分からなかった」「野球は面白い!」と驚きの声が上がった。
0-2の2回1死一塁。ブレーブスのアダム・デュバルが放った打球は、右前にポテンヒット。打球を拾った一塁手が二塁に送球し、一塁走者はフォースアウトになった。さらに一塁に送球され、ベースについていた打者走者にタッチ。しかし、アウトが宣告された。
理由は一塁コーチ。デュバルは一塁付近でフォースアウトを見届けると、なぜかベンチに戻ろうとしてしまったのだ。ここでエリック・ヤング一塁コーチが押し出すように帰塁を促したのが原因。インプレー中の接触でアウトになった。
米メディアなどがSNSに動画を投稿。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家ロブ・フリードマン氏は、ツイッターに動画付きで「朗報:打球が野手の間に落ちた 悲報:コーチが塁に戻るよう促したので併殺に」と記した。コメント欄には「何が起きたのか分からなかった」「野球は面白い!」「本日の走塁レッスン」と注目を集めた。
相手のカブス専門メディア「ブリーチャーネーション」も動画付きで記事を掲載した。「カブスは恥ずかしいプレーをしたが、どうにか最高のプレーにした」との見出しで報道。「コーチは走者に接触して走塁を手助けすることはできない」とルールを紹介していた。
チャンスを広げられなかったブレーブスは、3-6で敗れた。
(THE ANSWER編集部)