2Rダウン4度の衝撃TKO 18勝KO率100%王者に米記者驚愕「PFPは誰と入れ替わるのか」
ボクシングのWBC&IBF&WBO世界ライトヘビー級3団体統一戦が18日(日本時間19日)、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われ、WBC&IBF王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア)がWBO王者ジョー・スミスJr.(米国)に2回2分19秒TKO勝ちした。計4度のダウンでプロデビューから18戦連続KOをマークし、3団体王座統一に成功。米興行大手・トップランク社がダウン動画を公開。米記者たちも「マシーンだ!」と驚愕した。
ライトヘビー級3団体統一戦
ボクシングのWBC&IBF&WBO世界ライトヘビー級3団体統一戦が18日(日本時間19日)、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われ、WBC&IBF王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア)がWBO王者ジョー・スミスJr.(米国)に2回2分19秒TKO勝ちした。計4度のダウンでプロデビューから18戦連続KOをマークし、3団体王座統一に成功。米興行大手・トップランク社がダウン動画を公開。米記者たちも「マシーンだ!」と驚愕した。
これがベテルビエフだ。初回にカウンター気味の右フックをお見舞い。膝を折らせて1度目のダウンを奪うと、2回にも右でダウンを奪ってみせた。再開直後に左右の連打を浴びせて3度目のダウン。猛攻は止まらず、左アッパーなどで4度目のダウンを奪った。わずか319秒のTKO勝ち。リング上で猛威を振るった。
トップランク社公式ツイッターは、ダウンシーンをまとめた動画を公開。米記者たちもツイッターで続々と反応した。米著名ボクシングジャーナリストのダン・ラファエル氏は「これで終わりだ! スミスは右手を酷く傷つけて、レフェリーが試合を止めた。ベテルビエフはマシーンだ!」と興奮気味につづっている。
米誌「スポーツ・イラストレイテッド」のクリス・マニックス記者は「ベテルビエフはグウォジク、ブラウン、スミスの3人を倒した。いずれも残忍なKOで。少なくともP4Pのリスト入りを検討する必要がある」と指摘。各メディアによる階級を度外視した格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で10位以内に入っていないことに触れた。
米専門誌「ザ・リング」のPFPでも10傑に入っておらず、同誌のマイケル・モンテーロ記者は「ベテルビエフはP4Pのリスト入りに値するだろうか? もしそうなら誰と入れ替わるだろうか?」と疑問符をつけた。37歳のベテルビエフは驚異のKO率100%をキープ。2013年6月のプロデビューからの連勝を「18」に伸ばした。
(THE ANSWER編集部)