18歳新人・佐藤心結、18番の渾身イーグルで首位堅守 悲願の初Vへ「絶好のチャンス」
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス第2日が18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6563ヤード、パー72)で行われた。首位で出た新人・佐藤心結(みゆ・ニトリ)は1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算11アンダーで西村優菜(スターツ)、森田遥(新英ホールディングス)と並ぶ首位をキープした。3人並ぶ首位で最終日を迎えるのは、昨年10月に高3で出場したスタンレーレディスと同じ状況。プロでは初の優勝チャンスに負けん気の強い18歳は「一番先に勝って(プロテスト合格の)同期を引っ張りたい」と言い切った。
ニチレイレディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス第2日が18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6563ヤード、パー72)で行われた。首位で出た新人・佐藤心結(みゆ・ニトリ)は1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算11アンダーで西村優菜(スターツ)、森田遥(新英ホールディングス)と並ぶ首位をキープした。3人並ぶ首位で最終日を迎えるのは、昨年10月に高3で出場したスタンレーレディスと同じ状況。プロでは初の優勝チャンスに負けん気の強い18歳は「一番先に勝って(プロテスト合格の)同期を引っ張りたい」と言い切った。
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最終18番パー5。2オンに成功した佐藤が、5メートルのイーグルパットを決めた。「上りのフック」。読み通りのラインを描き、ボールがカップに沈むと右手でガッツポーズ。大歓声を受け、「すごくうれしかったです。今日は緊張しながら、ワクワクしながらプレーできました。応援が力になりました」と笑顔で振り返った。
持ち前の飛距離を生かし、出だしの1番パー5からバーディーを奪った。微妙な2メートル以内のパーパットは決めて耐えてはいたが、森田、西村が伸ばして、17番を終えて3位に後退。18番のイーグルで一気に追いついた。
「最後については『バーディーは獲りたい』、『イーグルは獲れたら』という感じでしたが、パットが入って良かったです。最後にご褒美が来た感じです」
首位での最終日最終組は、昨年10月のスタンレーレディスでも経験している。工藤遥加、小祝さくらと同じ8アンダー。くしくも今大会と同様に3人が首位に並ぶ状況だった。最後は渋野日向子、木村彩子、ペ・ソンウとのプレーオフにもつれ、渋野に敗れて2位。アマチュア優勝で得られる「プロテスト免除」も逃し、涙している。8か月が経ち、佐藤は言った。
「あの時よりも優勝したい気持ちが強いです。(昨年11月の最終プロテスト合格で)同期の中で一番最初に優勝できる絶好のチャンスですし、勝って同期を引っ張りたいです」
プロとしてルーキーイヤーの今季は、7試合連続予選落ちの苦悩も経験したが、持ち前の飛距離と高弾道でスピンの効いたアイアンショットも復活。最終日に向けては、「伸ばし合い」の展開も念頭に「60台を出さないと優勝は間違いなくないと思いますので、今日以上のスコアを目指していきます」と言った。負ける気は毛頭ない。
(THE ANSWER編集部)