ドジャース戦で9回に三塁打

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日（日本時間16日）、敵地ドジャース戦に「3番・DH」で先発出場。相手先発タイラー・アンダーソン投手に9回1死までノーヒットノーランを継続されていたが、第4打席で右翼線三塁打を放ち、大記録を阻止した。米記者も「オオタニが許さないぜ、と言った」などと速報している。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　土壇場で記録を阻止した。エンゼルスはアンダーソンに対し、8回まで四死球2つとエラー1つで無安打に抑え込まれていた。最終回も先頭のトラウトが三振に倒れ、迎えた大谷の第4打席。高めに入ったボールを右翼線にはじき返し、ノーヒットノーランを阻止した。快足を飛ばして一挙に三塁へ。敵地はため息とともに、アンダーソンへの拍手が送られた。

　記録阻止を米記者もツイッターで速報した。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者は「ショウヘイ・オオタニがテイラー・アンダーソンのノーヒッターを9回1死で阻止。ムーキー・ベッツが飛びつくも捕球できず」と記した。

　米カリフォルニア州地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」のレポーター、エリカ・ウェストン氏も「オオタニが9回に三塁打でノーヒッターを阻止した」とツイート。米紙「ワシントン・ポスト」のトラメル・ラッグス記者も「オオタニが、自分の前ではノーヒッター許さないぜ、と言った」と伝えていた。

　アンダーソンは大谷にこの試合の123球目を打たれたところで降板。エンゼルスは続く4番ダフィーが中前打を放って1点を返したが、1-4で敗戦。大谷は4打数1安打1得点2三振だった。