F1決勝で驚きの決断 粘着テープを活用したピットクルーに英メディア笑撃「効果的だ」
自動車レースのF1アゼルバイジャンGP決勝で、角田裕毅(アルファタウリ)は13位だった。レース中、マシンに施された粘着テープでの“応急処置”には「これはアート」などと海外ファンから驚きの声が上がっていたが、英メディアも「いざという時、粘着テープ以上に効果的なものはない」とこの対応について記事で報じている。
アゼルバイジャンGP決勝、角田裕毅のマシンの応急処置が話題に
自動車レースのF1アゼルバイジャンGP決勝で、角田裕毅(アルファタウリ)は13位だった。レース中、マシンに施された粘着テープでの“応急処置”には「これはアート」などと海外ファンから驚きの声が上がっていたが、英メディアも「いざという時、粘着テープ以上に効果的なものはない」とこの対応について記事で報じている。
好調だった角田に不運が襲った。8番からスタートして順位を上げ、6番手で走行中だったが、途中でリアウイングの一部が破損。ピットインを余儀なくされた。ここでピットクルーは、修理に銀色の粘着テープを使用。慌ただしく“応急処置”を施し、角田を送り出した。F1公式インスタグラムは実際の映像を公開し、文面には「世界で最も技術的に進歩のあるスポーツ」と記して脚光を浴びせた。
海外ファンからは「5分でできる工作」「これはアートプロジェクト」などと驚きのコメントが寄せられていたが、英スポーツメディア「スポーツバイブル」も注目。「アゼルバイジャンGPでF1チームが粘着テープで修理しファンを楽しませる」との見出しで記事を掲載した。記事では「F1は大金のかかるスポーツで、信じられないエンジニアリングの革新が全てだが、いざという時、粘着テープ以上に効果的なものはない」と報じた。
英紙「デイリー・エクスプレス」も同様に角田のマシンに起きた珍事を特集。英衛星放送「スカイスポーツ」のピットレポーターのカルン・チャンドック氏が中継中に「FIA(デクニカルデリゲート)のジョー・バウアーはピットレーンに足音荒く駆けつけた」「FIAが喜ぶようなことではないでしょうね」とコメントしたことを伝えていた。
(THE ANSWER編集部)