世界ヘビー級挑戦者 巨漢118kgを瞬殺した左フックに英紙絶賛「王者終焉を告げる一撃」
ボクシングのWBA世界ヘビー級タイトルマッチが11日(日本時間12日)、米フロリダ州マイアミで行われ、挑戦者のダニエル・デュボア(英国)が正規王者トレバー・ブライアン(米国)を4回TKOで破り、王座奪取。最後は左フックでキャンバスに沈めた。ヘビー級らしい豪快な決着に「敵を撃滅するのに完璧なタイミング」「相手は何が起きたのか分からず」と絶賛している。
WBA世界正規王座決定戦でデュボアが4回TKO勝ち
ボクシングのWBA世界ヘビー級タイトルマッチが11日(日本時間12日)、米フロリダ州マイアミで行われ、挑戦者のダニエル・デュボア(英国)が正規王者トレバー・ブライアン(米国)を4回TKOで破り、王座奪取。最後は左フックでキャンバスに沈めた。ヘビー級らしい豪快な決着に「敵を撃滅するのに完璧なタイミング」「相手は何が起きたのか分からず」と絶賛している。
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決着は突然だった。4回、接近戦から距離を取ったブライアンがデュボアに左ボディを狙う。しかし、次の瞬間、キャンバスに倒れていたのはブライアンの方だった。その寸前、デュボアが放った左フックが顔面をヒット。110キロが繰り出すヘビー級らしい破壊力に118キロのブライアンはよろめき、うつ伏せに倒れた。なんとか立ち上がろうとするも足が言うことを聞かない。たまらずレフェリーが試合を止め、TKO決着となった。
デュボアの母国、英紙「デイリー・エクスプレス」は「ダニエル・デュボア、圧巻の左フックでトレバー・ブライアンをノックアウトし、WBA王者に」と特集。試合について「挑戦者でありながら、デュボワは大本命であり、なぜ彼がボクシングのブルー・リボン級で最も恐るべきパンチャーであり続けられるのかもはっきり分かるものだった」と評した。
決着シーンについては「ブライアンの終わりを告げる一撃は、敵を撃滅するのに完璧なタイミングで放たれ、雷のような左フックを受けた相手はその後、何が起こっているのか分からなくなっていた」と記述。「このヘビーウェイト級2人の能力には歴然たる差があった」と母国の王者を称えた。24歳のデュボアは20年11月にジョー・ジョイス(英国)に初黒星を喫したが、以降3連勝。18勝(16KO)1敗とし、今後のヘビー級戦線を賑わせそうだ。
(THE ANSWER編集部)