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田中希実、800mもトップで決勝進出 1500mに続く世界陸上代表へ「最後まで狙いたい」

7月のオレゴン世界陸上の代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第3日が11日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。女子800メートル予選では、22歳の田中希実(豊田自動織機)が2分4秒13の組1着、全体1番手で決勝に進出。12日は同種目と5000メートルで決勝を予定し、1500メートルに続く2つ目の世陸切符獲得を狙う。

2分4秒13を記録して決勝進出を決めた田中希実【写真:奥井隆史】
2分4秒13を記録して決勝進出を決めた田中希実【写真:奥井隆史】

陸上・日本選手権

 7月のオレゴン世界陸上の代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第3日が11日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。女子800メートル予選では、22歳の田中希実(豊田自動織機)が2分4秒13の組1着、全体1番手で決勝に進出。12日は同種目と5000メートルで決勝を予定し、1500メートルに続く2つ目の世陸切符獲得を狙う。

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 田中はスタート直後はスローペースで展開。最後方から直線で前に出ると、ラスト1周はぶっちぎった。自己ベスト2分02秒36で参加標準記録1分59秒50を切るのは難しい、がワールドランキングで代表入りを見据えた種目。日本選手権の上位ならポイントを多く上積みされるため「もう少し(ワールドランキングの)上位にいかないと権利を得られない。予選から攻めた走りをしようと思っていたけど、中途半端だった」と語り、こう続けた。

「昨日、1500メートルでしっかり権利を獲ったことで気持ちは上向いた。コンディションは悪くないです。会心のスパートはできなかったけど、完全に止まることはなく疲労がある中で動かせた。予選から中途半端でラストに必死さがない。必死になって動かす方がよかった気もするけど、まだ自分の中で2分3秒が当たり前に出せる力がない」

 10日は1500メートルで3連覇し、東京五輪で日本人初の8位入賞を果たした種目で世界陸上の代表内定。5000メートルは参加標準記録を突破済みだが、800メートルの1分59秒50は切っていない。ともに同記録を突破した上で決勝で3位以内に入れば即内定となる。12日の両種目決勝のレース間隔は1時間ほどしかないタフなスケジュールだ。

「明日の決勝をどう走るか、コーチと相談して(残り2種目の)権利は最後まで捨てずに狙いたい。コーチと800メートルをどう走るか決めた後に5000メートルの走り方を考えたいです。2種目ともできれば走りたいし、体を大事にして明日2種目走れる状態にしたい」

 12日に2種目に出れば、今大会は3種目5レースとフル回転。昨年大会は800メートル3位、1500メートル優勝、5000メートル3位だった。

(THE ANSWER編集部)


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