井上尚弥参戦のWBSSは「キャリアで最も過酷な挑戦に」 バーネット陣営が激戦を覚悟
ボクシングの日本人最速で3階級制覇を成し遂げた井上尚弥(大橋)。9月に予定されているワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)への参戦を表明しているが、同じく出場が発表されているWBA世界同級スーパー王者ライアン・バーネット(英国)のトレーナーは「イノウエはパワフルでアグレッシブ」と評価する一方で、「参戦者にとってはキャリアで最も厳しいチャレンジになる」と王者が勢ぞろいする統一戦の激戦を予想している。米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
スーパー王者バーネットのトレーナーは井上を「パワフルでアグレッシブ」と称賛
ボクシングの日本人最速で3階級制覇を成し遂げた井上尚弥(大橋)。9月に予定されているワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)への参戦を表明しているが、同じく出場が発表されているWBA世界同級スーパー王者ライアン・バーネット(英国)のトレーナーは「イノウエはパワフルでアグレッシブ」と評価する一方で、「参戦者にとってはキャリアで最も厳しいチャレンジになる」と王者が勢ぞろいする統一戦の激戦を予想している。米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
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WBA(世界ボクシング協会)で正規王者の井上の上位に位置付けられる「スーパー王者」として君臨するバーネット。キャリア通算19戦全勝(9KO)の王者のトレーナーを務めるアダム・ブース氏は「このトーナメントは参戦者がキャリアで直面する最も過酷な挑戦になるだろう」と話している。
井上は16戦全勝(14KO)。IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)も18戦全勝(12KO)。WBO世界王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)は27勝(21KO)3敗。いずれも圧倒的な戦歴の持ち主だ。
前王者マクドネルを112秒で圧倒した井上について、ブーストレーナーは「パワフルでアグレッシブだ」と認めた。バーネットの母国、英国のブックメーカーも井上が大本命とするオッズを付けているが、WBAスーパー王者は臆するところではないという。
「恐怖は全く見て取れないね。彼らは全員が乗り越えなければいけない挑戦になる。対戦するどの選手も最高の相手だ。WBSSはボクシング界にとって最高の新たなイベントになる。そして、バンタム級が最高の戦いになると本当に信じているよ。みんなワクワクしているんだ」
元5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)の参戦の可能性が浮上し、また6月23日に行われるWBC世界バンタム級王者決定戦の勝者にも出場が打診されることが確実。バンタム級の文字通りの頂上決戦は、まさに熾烈を極めることになりそうだ。
(THE ANSWER編集部)