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井上尚弥に敗れたドネア、気になる進退に父が言及「彼次第だが…戦ってほしくない」

ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦で井上尚弥(大橋)に2回TKO負けした39歳のノニト・ドネア(フィリピン)。進退にも注目が集まる中、母国紙がドネアの父のコメントを紹介。「もう戦ってほしくない」と正直な心の内を明かしている。

井上尚弥に左のボディを繰り出すノニト・ドネア【写真:荒川祐史】
井上尚弥に左のボディを繰り出すノニト・ドネア【写真:荒川祐史】

アラムCEOは「もはやイノウエのレベルにはない」

 ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦で井上尚弥(大橋)に2回TKO負けした39歳のノニト・ドネア(フィリピン)。進退にも注目が集まる中、母国紙がドネアの父のコメントを紹介。「もう戦ってほしくない」と正直な心の内を明かしている。

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 フィリピン紙「ビジネス・ミラー」は「ドネアSr.は、イノウエに2回TKO負けした息子に引退してほしい」との見出しで記事を掲載。ドネアの父である、ノニト・ドネアSr.氏は「これは彼次第だ」と前置きしながら「彼にはもう戦ってほしくない。でも決断は、彼とレイチェルとともにするよ」と心中を吐露したという。息子の敗因については「序盤に殴り合いを演じてしまったこと」を挙げていた。

 1回に強烈な右ストレートを左テンプルに食らったドネア。2回も宝刀左フックを繰り出す場面こそあったものの、井上の猛ラッシュに2度目のダウンを喫して敗れた。記事によると、ドネアSr.氏は息子とはすでに話した模様。メディカルチェックをしなければいけなかったものの、ドネアは大丈夫だったそうだ。ドネアSr.氏は「良い戦略とともに良いトレーニングが積めていれば自分は恐がらないよ」とも語った。

 記事では、米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOのコメントも紹介。ドネアについて「ノニトはいまだ健在だが、もはやイノウエのレベルにはないんだ」「彼は良い選手。競争力もある。でも自分からのアドバイスは一つ。イノウエを避けることだね」と語った。また、井上についても「軽い階級では今まで見た中で最強。彼が準備できていれば誰も倒せないよ」と絶賛していた。

(THE ANSWER編集部)


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