小祝さくら、イーグルかと思いきやパーになってしまう珍事発生「まあ、運がなかった」
国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディスが9日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で開幕した。前週、全米女子オープンに出場した小祝さくら(ニトリ)は、5バーディー、2ボギーの69で3アンダー。首位と4打差の10位発進となった。4番パー5では珍事も。グリーン目掛けて放った第3打が一度はカップインしたものの、勢いあまって飛び出し、15メートルも押し戻されてしまった。会見では「まあ、運がなかったということで」とサラリと振り返った。
宮里藍サントリーレディス初日
国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディスが9日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で開幕した。前週、全米女子オープンに出場した小祝さくら(ニトリ)は、5バーディー、2ボギーの69で3アンダー。首位と4打差の10位発進となった。4番パー5では珍事も。グリーン目掛けて放った第3打が一度はカップインしたものの、勢いあまって飛び出し、15メートルも押し戻されてしまった。会見では「まあ、運がなかったということで」とサラリと振り返った。
イーグルかと思われた一打は、不運にも戻ってしまった。525ヤードの4番パー5。小祝がグリーンを狙った第3打だ。着弾とともに「カコーン!」と音を立てたボールはそのままカップインのスーパーショット……かと思われたが、勢いが良すぎて飛び出した。しかもグリーンを勢いよく手前に転がり、結局15メートルも戻ってしまった。
スロー映像で見ると、ピンに直撃して一度そのままカップインしたことが確認できる。結局このホールはパー。もしイーグルでスコアを2つ伸ばしていれば、この日は5アンダーで2打差の単独4位になっていた。ただ会見では「ボールに白い傷跡がありました。音も『カコーン』という感じで。まあ、運がなかったということで」とサラリ。それ以上にパットの好感触を喜んだ。
一般的な順手とは逆で、左手を下、右手を上にしてグリップするクロスハンドを披露。昨年8月のNEC軽井沢72以来となるが、パターの調子を鑑み、ぶっつけ本番で実行した。「(NEC軽井沢72で)前にやった時は5ホールでやめましたが、今日は途中から感覚が良くなりました」と手応えを口にした。
首位の西村優菜と林菜乃子には4打差。2週前のリゾートトラストレディスでは、球筋をフェードに再調整して優勝を飾った。前週は全米女子OPに出場し、日本勢最高の20位。日米往復で無休を続ける鉄人ぶりも注目されるが、抜群のゴルフセンスも改めて示した。
(THE ANSWER編集部)