アストロズ投手がまた退場 故意死球か否か巡り両軍エキサイト「明白だ」「腹が立つ」
6日(日本時間7日)に行われた米大リーグ・アストロズ―マリナーズの試合で、9回に両軍監督を含む4人が退場となる事態が発生した。アストロズのエクトル・ネリス投手が死球を与えたことで両軍がエキサイト。その後、ネリスは別の打者に頭部付近への危険なボールを投げたことで退場となった。アストロズは2戦連続で9回に投げた投手が退場に。「究極の喧嘩」「アストロズがまたやった」などと米ファンも反応している。
マリナーズのフランスに死球後、両軍がエキサイト
6日(日本時間7日)に行われた米大リーグ・アストロズ―マリナーズの試合で、9回に両軍監督を含む4人が退場となる事態が発生した。アストロズのエクトル・ネリス投手が死球を与えたことで両軍がエキサイト。その後、ネリスは別の打者に頭部付近への危険なボールを投げたことで退場となった。アストロズは2戦連続で9回に投げた投手が退場に。「究極の喧嘩」「アストロズがまたやった」などと米ファンも反応している。
アストロズが1点を追う9回2死の守備。マウンド上のネリスが、マリナーズの打者タイ・フランスに死球を与えた。背中に直撃したボールにマリナーズのスコット・サービス監督は怒り、呼応したアストロズベンチと言い争いに。両軍が本塁付近へ集結し、乱闘とまではいかないものの緊張感が走る一幕となった。
事態はこれで収まらない。ネリスは続く打者フリオ・ロドリゲスに2ランを被弾。4-7とリードを広げられ、さらに2死一塁となったところでユジニオ・スアレスの頭部付近へ94マイル(約151.2キロ)を投げた。スアレスには当たらず、暴投となったが、審判団がここで協議。ネリスを退場処分にした。
結局この一戦では、9回に両軍監督を含む4人が退場に。試合後、サービス監督は「相手はフランスの背中に投げた。明らかだった。最高の打者がそこにいて、9回2死。初球を彼に投げたんだ。明白だったよ」と死球が故意だと主張している。しかしアストロズのダスティ・ベイカー監督は「ネリスはフランスに故意に投げていない。それは明らか。私はこの話をしたくないし、腹を立てている」とコメント。両者の意見は食い違った。
米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」公式ツイッターがこの一部始終を動画で公開。すると米ファンからは「ストレスがたまっているのかな」「典型的なMLBの乱闘」「マリナーズがエキサイトしたの初めて見たかもしれない」「アストロズの故意以外考えられない」「アストロズは古い体質の組織だ」「究極の喧嘩」「アストロズがまたやった」などの声が寄せられている。
アストロズは前日5日(同6日)のロイヤルズ戦でも、9回に守護神ライアン・プレスリーが内角への厳しい投球をきっかけに退場処分となっている。両軍に後味の悪さが残ったこの試合は、アストロズが4-7で敗れている。
(THE ANSWER編集部)