桑木志帆が暫定2位浮上 同郷・渋野日向子に憧れる19歳が“野望”に前進「一番乗り狙う」
国内女子ゴルフツアーのリゾートトラストレディス第2日が27日、山梨・メイプルポイントGC(6580ヤード、パー72)で行われた。昨夜からの悪天候で競技開始が午前8時から同11時30分に変更され、5位から出た桑木志帆(岡山御津CC)は、5バーディー、1ボギーの68で回って通算7アンダー。暫定2位につけた。
リゾートトラストレディス第2日
国内女子ゴルフツアーのリゾートトラストレディス第2日が27日、山梨・メイプルポイントGC(6580ヤード、パー72)で行われた。昨夜からの悪天候で競技開始が午前8時から同11時30分に変更され、5位から出た桑木志帆(岡山御津CC)は、5バーディー、1ボギーの68で回って通算7アンダー。暫定2位につけた。
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岡山市出身で同郷の渋野日向子(サントリー)に憧れてきた19歳。目標は「トップ10入り」だが、心の内では昨年6月のプロテスト同期合格組、2002年度生まれの選手で最初のツアー優勝を狙っていることを明かした。この日は60人がホールアウトし、20組59人は日没サスペンデッドでプレーを中断。28日には、第2ラウンド(R)の残りと第3Rが行われる。暫定首位には通算8アンダーの小祝さくら(ニトリ)が立っている。
◇ ◇ ◇
会心のラウンドを終えた桑木は、「最高の一打」を問われ、笑顔で言った。
「自分のゴルフは1個入れば、どんどん来るのであれは大きかったです。今日のMVPは7番(パー5)のアプローチです」
ピンまで残り25ヤード。左足下がりの難しいライだったが、52度のウエッジで低く打ちだし、ピン側につけた。これがこの日最初のバーディー。9番パー4でボギーを叩いたが、後半でスコアを一気に4つ伸ばした。
「私はアプローチが下手なんですけど、今までとは違う感じでうまく打てました。開幕戦から予選落ちが多かったのですが、(4月の)フジサンケイレディスクラシックから調子が上がってきました。大好きな川奈でプレーできて、楽しく回れたことが大きかったと思います」
岡山市で生まれ育ち、同郷の渋野とはジュニア時代からともにプレーした。目標は「いつかは日向子ちゃんと肩を並べたい」だが、もう1つの野望がある。昨年6月のプロテスト合格組、2002年度生まれ世代の中で一番先に優勝することだ。
「一番乗りは狙いたいです。結構、心の中では思っています」
昨年12月、同期合格組22人で行われた新人戦の加賀電子カップでも優勝しており、「同世代の人が活躍しているのを見ると負けられないと思います」とも言った。
ただ、第2Rも成立しておらず、真の戦いはこれから。桑木も自分に言い聞かせるように言った。
「今まではガンガンに攻めていましたけど、マネジメントが一番大事だと思ってきました。そこを大事にしていきたいです」
くしくも前週のブリヂストンレディスに出場して予選落ちした渋野も同様のことを話している。戦略性に富んだコースで、19歳の桑木が“成長”を形にする決意だ。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)