高橋彩華、観客ザワつく妙技を披露 グリーン上でウエッジ使用「練習したこともない」
国内女子ゴルフツアーのリゾート トラストレディスが26日、山梨・メイプルポイントGC(6580ヤード、パー72)で開幕した。4月のフジサンケイレディスクラシックでツアー初優勝を飾った高橋彩華(東芝)が、5バーディー、1ボギーの68で4アンダー。ホールアウト時で暫定2位につけた。最終18番パー5では、グリーン上からの第3打をピッチングウエッジで寄せてバーディーを奪う妙技を披露。観客を大いに沸かせた。
リゾート トラストレディス初日
国内女子ゴルフツアーのリゾート トラストレディスが26日、山梨・メイプルポイントGC(6580ヤード、パー72)で開幕した。4月のフジサンケイレディスクラシックでツアー初優勝を飾った高橋彩華(東芝)が、5バーディー、1ボギーの68で4アンダー。ホールアウト時で暫定2位につけた。最終18番パー5では、グリーン上からの第3打をピッチングウエッジで寄せてバーディーを奪う妙技を披露。観客を大いに沸かせた。
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最終18番パー5。2オンに成功した高橋がひらめいた。「ここはパターじゃない。初めてだけどやってみよう」。カップまで残り35ヤードで、手にしたのはピッチングウエッジ。判断の理由は「手前に大きなコブがあって、その先の右にくぼみがあったので」だった。
観客は「えっ、グリーンなのにパターじゃないのか」とザワついていた。だが、高橋は構わずにショット。ボールはコブとくぼみを越え、スライスラインに乗ってカップ手前2メートルについた。瞬間、ザワつきは歓声と拍手に変わった。
「グリーン上からのショットは練習をしたこともありませんが、キャディーさんが『掘ったら、俺が埋めておく』と言ってくれたので、迷いなく打てました(笑)。結果的にクリーンに打てたので、グリーンが傷つくこともありませんでした」
文字通り、ひらめきとイメージを形にできる技術があるからこそのバーディー。前週のブリヂストンレディスは予選落ちだったが、「調子は悪くなかったので、『休め』ということだったと受け止めています」と前向きだ。今季悲願の初優勝を飾った黄金世代のショットメーカーは、この大きな一打も生かしてツアー2勝目を目指す。
(THE ANSWER編集部)