渋野日向子の嘆き「緊張感の中でショットが…」 “重圧の経験者”宮里藍と対面ならず
宮里藍には会えず「次の機会にでも」
帰国前に出場した試合では今季初の予選落ちを喫していた。その後、岡山市の実家に戻ってリフレッシュをしながら、練習を重ねていた。だが、調子を戻せないまま今大会に臨み、「期待」という重圧にも押しつぶされた形だ。
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くしくも今大会の会場には、練習日から宮里藍が姿を見せている。高3でアマチュアながらツアー初優勝を果たしてプロに転向。翌04年に5勝、05年に6勝して06年から米女子ツアーに参戦した。同年9月、国内初戦となった日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯では、大観衆の中で堂々の優勝を飾っている。そんな重圧の経験者と対話する絶好の機会だったが、タイミングが合わなかった。
「残念ながらお会いできませんでした。ただ、調子が悪い時、モチベーションというか、どういうことを考えながら試合をされていたのかをお聞きしたいです。次の機会にでも」
大会側も期待していた「渋野フィーバー」は、2日間で終了。ただ、本人が一番残念に思っているのは間違いなく、会見を終えると、「出直し!」と言って席を立った。ラウンド中、ほとんどなかった笑みもわずかに見せた。いい時もあれば悪い時もあるのがゴルフ。渋野は、次のターゲットにする全米女子オープン(6月2~5日)に向けて来週、再び海を渡る。
(THE ANSWER編集部)(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)