宮里藍の金言「魔法はないよ」に感銘 6戦連続予選落ち中の佐藤心結「這い上がりたい」
国内女子ゴルフツアーのブリヂストンレディスが19日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(6713ヤード、パー72)で開幕する。ツアールーキーの佐藤心結(ニトリ)は、高3だった昨年10月に渋野日向子(サントリー)らとプレーオフを戦い注目を浴びたが、直近6試合は全て予選落ちと苦戦中。17日に元世界ランク1位の宮里藍から受けた“金言”を胸に、今大会での躍進を誓う。
19日からブリヂストンレディス
国内女子ゴルフツアーのブリヂストンレディスが19日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(6713ヤード、パー72)で開幕する。ツアールーキーの佐藤心結(ニトリ)は、高3だった昨年10月に渋野日向子(サントリー)らとプレーオフを戦い注目を浴びたが、直近6試合は全て予選落ちと苦戦中。17日に元世界ランク1位の宮里藍から受けた“金言”を胸に、今大会での躍進を誓う。
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この日は36歳でブリヂストン契約プロの宮里が、大会に出場するアマチュア11人、プロ5人とトークセッションを実施。自身の経験などを伝えるとともに、選手たちの悩みを聞いた。アマもプロも共通していたのが「壁に当たった時の乗り越え方」だ。2017年限りでツアーを引退した宮里は、07年にドライバーイップスにかかった経験を踏まえて語った。
「魔法はないよ。積み重ねしかない。ただ、きっかけをつかんだ選手は強いと思う」
その言葉に胸を打たれたのが、苦しんでいる18歳・佐藤心結だ。昨年10月、高3で出場したスタンレーレディスでプレーオフに進出。優勝した渋野日向子らと戦って注目された。プロデビュー戦の今季開幕戦ダイキンオーキッドレディスは13位と健闘。ただ、4月からは苦闘している。
「もう、落ちるところまで落ちました。ただ、今日、世界ランク1位になった宮里さんも苦しんだ時期があったとお聞きし、自分も焦らずに這い上がっていきたいと思いました」
今大会には渋野も一時帰国して参戦。今季から米女子ツアーを主戦場にしているが、昨年11月以来の国内参戦となる。佐藤にとっては再対決するチャンスで、「自分がいい成績を出さないと(決勝ラウンドで)同じ組で回れないことは分かっているので、そうなれるように頑張りたい」とも言った。
コースの長さから、飛ばし屋の佐藤には有利な状況にある。宮里の金言でモチベーションを上げた佐藤は「まずは予選突破」を果たし、渋野への挑戦権を掴むつもりだ。
(THE ANSWER編集部)