大谷翔平が捕手目線で「理解しがたい」ワケ リアル二刀流の凄さを元球宴選手が指摘
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が今季も二刀流で活躍を続けている。11日(日本時間12日)の本拠地レイズ戦はリアル二刀流で先発出場。4勝目はお預けとなったものの、6回5奪三振2安打1失点と力投した。米メディアに出演した球宴出場経験を持つ元MLB選手は、捕手ならではの目線で大谷の凄みを指摘。「彼がこのレベルでやっていることは、元選手として理解し難いよ」と称賛した。
元捕手アビラ氏が大谷を称賛「信じられない」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が今季も二刀流で活躍を続けている。11日(日本時間12日)の本拠地レイズ戦はリアル二刀流で先発出場。4勝目はお預けとなったものの、6回5奪三振2安打1失点と力投した。米メディアに出演した球宴出場経験を持つ元MLB選手は、捕手ならではの目線で大谷の凄みを指摘。「彼がこのレベルでやっていることは、元選手として理解し難いよ」と称賛した。
米MLB公式放送局「MLBネットワーク」の番組「MLBトゥナイト」に出演したのは、タイガースなどで通算1052試合に出場した捕手のアレックス・アビラ氏。同局の公式ツイッターが公開した動画の中で、リアル二刀流で出場する際に打撃が好調な大谷について聞かれると、捕手目線でこのように話した。
「(投手は)捕手とともにイニング間に打者に対する対応策を話し合う。でも彼は打たなきゃいけないし、捕手もそう。普通は取れる投球についてのコミュニケーションが取りづらい。少なくとも捕手目線からはね。だから、投球戦略に関してはオオタニも捕手も自分の仕事を、本当に上手くやらなければいけない。そうすることで打席でも成功できる」
タイガース時代にはサイ・ヤング賞投手のマックス・シャーザーも支えたアビラ氏。MLBで13年間プレーした自身の経験から、イニング間にバッテリーで意思疎通を図ることの重要性を強調した。2011年にはシルバースラッガーを受賞した強打者でもあったアビラ氏は「実際に何度もあったことだけど」と話し、攻撃中の捕手の心理をこのように明かした。
「打つ準備をしている時でも、シャーザーとか誰か(投手)と、前のイニングについて話し合っていた。打席に立つまで捕手の立場で考えているものはあった。だからオオタニのやっていることは信じられない。彼がこのレベルでやっていることは、元選手として理解し難いよ」
大谷は11日のレイズ戦で、投げては6回5奪三振2安打1失点、打っては4打数1安打1盗塁だった。元球宴捕手に「理解し難い」とまで言わしめる二刀流の活躍は、今季も本場米国を唸らせているようだ。
(THE ANSWER編集部)