まだ優勝のない賞金女王・稲見萌寧、感覚のズレと“共闘”宣言「一生お付き合いする」
女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディースが13日から3日間、福岡CC和白C(6299ヤード、パー72)で行われる。12日はプロアマ戦で選手たちが最終調整。昨季賞金女王の稲見萌寧(Rakuten)が取材に応じ、調整具合を明かした。
ほけんの窓口レディースが13日開幕
女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディースが13日から3日間、福岡CC和白C(6299ヤード、パー72)で行われる。12日はプロアマ戦で選手たちが最終調整。昨季賞金女王の稲見萌寧(Rakuten)が取材に応じ、調整具合を明かした。
稲見は明るく笑った。練習ラウンドでは好調とは言えないものの、普段からよく口にするスイングなどの「気持ち悪さ」について「それは毎週あります。癖ですね」と冷静。感覚的な問題だが「一日だけ気持ち悪さがない日はあります。うまくいっている日はありますけど、次の日に悪くなったり。繊細というか、気にしすぎるところがある」と自己分析した。
完璧を追い求めるあまり、わずかな感覚の違いも気になる。ゴルフでは歳を重ねるにつれて経験が邪魔になり、うまくいかなくなってしまう選手も少なくない。しかし、稲見は少しずつ自分のことを理解し「今はもうスムーズにいくことはないと思っています。一生お付き合いしていく」と笑った。
昨年は今大会までに4勝を積み上げ、破竹の勢いで勝ち続けた。今季は紆余曲折を経て、昨季までのトレーナーと再契約。優勝こそ届いていないものの、2位1度、前週3位と復調の兆しを見せた。今大会初日は勝みなみ(明治安田生命)、西村優菜(スターツ)と同組となった。
この日は髪を緑色に染めて登場し「(開幕戦の)沖縄の2週間くらい前にも染めていたんですが、色が落ちていました。シャワーの水が緑になるくらい」と説明。9日に染め直し、「緑とターコイズブルーが混ざっています。みんなに『凄いね』『似合う』って言われる」と気分も上々だ。昨年11月以来優勝から遠ざかる中、賞金女王が巻き返しを図る。
(THE ANSWER編集部)