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大谷翔平に脱帽した通算269発の敵軍4番 「球界屈指の球だ」と証言した変化球とは

米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が5日(日本時間6日)、敵地レッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。投げては7回無失点11奪三振の快投で今季3勝目を挙げた。対戦した通算269本塁打のレッドソックス4番打者は投手・大谷の凄みについて証言している。

レッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で先発出場したエンゼルスの大谷翔平【写真:AP】
レッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で先発出場したエンゼルスの大谷翔平【写真:AP】

3打数無安打だったJD.マルティネス「全ての球が予想不可能に感じる」

 米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が5日(日本時間6日)、敵地レッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。投げては7回無失点11奪三振の快投で今季3勝目を挙げた。対戦した通算269本塁打のレッドソックス4番打者は投手・大谷の凄みについて証言している。

 米マサチューセッツ州地元メディア「マスライブ」によると、大谷に対して1三振を含め3打数無安打だった4番のJD.マルティネスは「非常にタフだった」と振り返ったという。理由について「全ての球が予測不可能のように感じるからね」と挙げた通算269発スラッガーはこう証言した。

「いくつかの速球はツーシーム(の変化)で、カット気味だったりもする。スライダーは、いくつか内角スレスレかと思えばプレートの端から端まで大きく曲がるものもある。スプリットは以前に何球か見たけど、(今日のものより)もっと落ちていた。自分に対して(手を左に動かしながら)こっちの方に動かしてきたよ」

 速球から変化球まで多彩な技術について語り、さらに「あの球(スプリット)はスタッシさえも混乱させていたよ」という大谷の宝刀の威力を説明した。

「彼は全部の球を強く投げるんだ。そのうちいくつかは変化し、ほかは変化しない。内角スレスレのもある。試合で見るだろ。打者が狙っていても曲がらなかった球がたくさんある。球界で最高の球はあの内角スレスレのバックアップ・スライダー(フロントドア)だよ」

 今季はスプリット以上に冴え渡っているフロントドアのスライダーを絶賛。今季3勝目を挙げた二刀流右腕は変化球の質を上げ、着実に進化を遂げている。

(THE ANSWER編集部)

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