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危険ファウルで肘骨折した被害選手 復帰まで1か月と米報道、監督も怒りを露わに

米プロバスケットボール(NBA)のウォリアーズのゲイリー・ペイトン2世が3日(日本時間4日)、プレーオフのカンファレンス準決勝のグリズリーズ戦で危険ファウルを受けて左肘を骨折。米メディアは復帰まで1か月を要すると報道している。

ウォリアーズのゲイリー・ペイトン2世【写真:AP】
ウォリアーズのゲイリー・ペイトン2世【写真:AP】

ウォリアーズのペイトンが肘骨折

 米プロバスケットボール(NBA)のウォリアーズのゲイリー・ペイトン2世が3日(日本時間4日)、プレーオフのカンファレンス準決勝のグリズリーズ戦で危険ファウルを受けて左肘を骨折。米メディアは復帰まで1か月を要すると報道している。

 問題の場面は、試合開始から3分足らずで起きた。速攻で攻め上がったペイトンは、ボールを受けると相手ペイントエリア内で跳び上がってシュート。しかし、後方から腕を伸ばしてきたディロン・ブルックスと接触。バランスを崩して着地に失敗した。左腕のつき方が悪かったようで、肘を押さえて悶絶。ブルックスはフレグラントファウル2で一発退場となった。

 ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、試合後の会見で「意図的だったかどうかは分からないが汚いプレーだ」「このリーグには、空中で頭を叩いたりして、選手をシーズンやキャリアの危機に追いやってはいけないという慣例がある。最終的にゲイリーの肘を折ったんだ」「彼は慣例を破った」と批判。ファンの間でも厳しい声が上がり、注目されていた。

 米スポーツ専門局「ESPN」によると、ペイトンは4日(同5日)にMRIによる精密検査を受けた結果、「約1か月の離脱になる見込み」だという。また、6月2日(同6月3日)から始まるNBAファイナルに、ウォリアーズが進出した場合は復帰の可能性があると伝えた。ファウルをしたブルックスについては、NBAが現在調査中であり、現地時間5日に処分が言い渡される予定のようだ。

 29歳のペイトンは、NBAデビューした2017年から現在までGリーグを含め9チームでプレーした苦労人。2019-20年シーズンにはウィザーズで八村塁ともチームメイトだった。今季のレギュラーシーズンではキャリア最多となる71試合に出場。1試合平均7.1得点、3.5リバウンド、1.4スティールを記録し、守備職人としてもチームに欠かせない存在となっていた。

(THE ANSWER編集部)

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