肘を骨折させた危険ファウル 被害チームの監督怒り「意図的か不明だが、汚いプレー」
米プロバスケットボール(NBA)のウォリアーズ選手が3日(日本時間4日)、危険なファウルに見舞われた。プレーオフのカンファレンス準決勝のグリズリーズ戦。試合序盤にゲイリー・ペイトン2世がディロン・ブルックスと接触し、転倒時に左肘を骨折。相手は退場処分となった。米メディアが動画を公開する中、ウォリアーズのヘッドコーチ(HC)は「汚いプレーだ」「リーグの慣例を破った」と批判した。
骨折のウォリアーズ選手は精密検査へ
米プロバスケットボール(NBA)のウォリアーズ選手が3日(日本時間4日)、危険なファウルに見舞われた。プレーオフのカンファレンス準決勝のグリズリーズ戦。試合序盤にゲイリー・ペイトン2世がディロン・ブルックスと接触し、転倒時に左肘を骨折。相手は退場処分となった。米メディアが動画を公開する中、ウォリアーズのヘッドコーチ(HC)は「汚いプレーだ」「リーグの慣例を破った」と批判した。
試合開始からわずか3分足らずの場面だった。ペイトンは速攻で相手ペイントエリアへ走り込むと、ボールを受けてそのまま跳び上がりながらシュート。しかし、後ろから追ってきたブルックスが空中で腕を伸ばしてきた。ボールには届かず、腕が頭に直撃。バランスを崩したペイトンは着地に失敗した。左腕のつき方がまずかったようで、肘を押さえて悶絶した。ブルックスはフレグラントファウル2で一発退場となった。
米スポーツメディア「ブリーチャー・リポート」の公式ツイッターは動画を公開。文面に「ディロン・ブルックスがGPⅡ(ペイトン)にハードなファウルをして退場に」と記すと、米ファンからは「汚いプレーだ」「なんだこれは?!」「残りの準決出場停止になるべき」「クレイジーだ」などとコメントが寄せられた。同メディアによると、ペイトンは左肘を骨折。4日(同5日)にMRIで精密検査を受けるという。
ウォリアーズのスティーブ・カーHCはファウルに怒りを露わ。米カリフォルニア州地元局「NBCスポーツ・ベイエリア」によると、試合後の会見で「意図的だったかどうかは分からないが汚いプレーだ」「このリーグには、空中で頭を叩いたりして、選手をシーズンやキャリアの危機に追いやってはいけないという慣例がある。最終的にゲイリーの肘を折ったんだ」「彼は慣例を破った」と批判したという。
敵地のウォリアーズが101-106で敗れ、シリーズ1勝1敗となった。
(THE ANSWER編集部)