鈴木誠也、打率.263と下降気味の理由 投球分布図で米指摘「理由は驚くほどシンプル」
米大リーグ・カブスの鈴木誠也外野手の優れた選球眼は、MLBでもすぐに研究されているようだ。直近5試合中4試合で無安打に終わるなど開幕の勢いが落ち着いた中、米メディアは相手の投球分布図の変化に注目。投球チャートの“証拠画像”を用いて説明すると、米ファンからは「少し休息が必要かも」とコメントが寄せられた。
鈴木誠也への投球内容を米メディア比較
米大リーグ・カブスの鈴木誠也外野手の優れた選球眼は、MLBでもすぐに研究されているようだ。直近5試合中4試合で無安打に終わるなど開幕の勢いが落ち着いた中、米メディアは相手の投球分布図の変化に注目。投球チャートの“証拠画像”を用いて説明すると、米ファンからは「少し休息が必要かも」とコメントが寄せられた。
鈴木に対する投球内容の変化に注目したのは、カブス専門メディア「ブリーチャー・ネーション」だった。開幕1週目、それ以降の投球チャートの2種類の画像を比較しながらツイッターに公開。投球の割合が高い赤い部分が、ストライクゾーンの外から内に変化したのは明らかだ。相手は枠内で勝負する傾向が強まったようだ。
鈴木は3日(日本時間4日)の本拠地ホワイトソックス戦で4打数無安打だった。同メディアは「5球以上見た後に、3球目のストライクを見逃す打者はこれまで見たことない」と第1打席の見逃し三振に反応。投球チャートとともにこう説明した。
「そうなる理由の説明は驚くほどシンプル。開幕から1週間、投手はボール球をたくさん投じた。彼が振らないと気づくと、どうでしょう、投手たちはストライクをどんどん投げ始めた。(投球変化に)1週間しかかからなかったんだ!」
鈴木は2試合ぶりの無安打で打率.263に。チームも1-3で敗れた。一連のツイートに対し、米ファンからは「彼はたぶんまだ適応最中なんだよ」「彼はまだこのリーグについて学んでいるんだと思う」「少し休息が必要かも」と意見が寄せられた。
開幕から12試合連続出塁を記録するなど、4月のナ・リーグ月間最優秀新人に選出された。長いシーズンで成績が落ちる時期はどんな選手にもある。優れた選球眼はメジャー投手陣にも警戒されている中、今後の打席で奮起が期待される。
(THE ANSWER編集部)