今季苦戦の原英莉花、正直な心境を吐露 練習&お酒は楽しいが「試合でイラッとする」
女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯が5日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で開幕する。練習日の3日には、原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が囲み取材に応じた。今季はトップ20入りがなく、なかなか気持ちが晴れない状況。練習は前向きにできているものの、試合になると「イラッとする」とも正直に明かした。いまだ復調のきっかけはつかんでいないが、メジャー2勝の実績を踏まえて今大会で上位を目指す。
5日から今季国内女子メジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯
女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯が5日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で開幕する。練習日の3日には、原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が囲み取材に応じた。今季はトップ20入りがなく、なかなか気持ちが晴れない状況。練習は前向きにできているものの、試合になると「イラッとする」とも正直に明かした。いまだ復調のきっかけはつかんでいないが、メジャー2勝の実績を踏まえて今大会で上位を目指す。
原は取材陣に囲まれると、復調できない心境を口にした。
「いいな~と思って、ギアを上げようとする時に心を折られるようなショットが多いんです。そこをポジティブにとらえられず、『ああ、またか』というゾーンに入ってしまいます。自分の性格に難ありなのでしょうか。ハハハハ」
言葉通り、前週のパナソニックオープンレディースでも連続バーディーの後、ボギーを重ねるなどしている。乗っていけないことで、上位に食い込めない試合の連続。前向きにはなれないのが現状だ。
「今、何をしている時が楽しい?」と聞かれると、「お酒を飲んでいる時です」と即答。その後、「練習は楽しいです。トレーニングもです。できている感謝を感じることができるので」と説明した。一方で試合になると、「それを忘れて、『イラッ』としています」と正直に明かし、苦笑いした。
もっとも、ツアー4勝のうちメジャー2勝の実績がある。圧倒的な飛距離と硬いグリーンでも止められる高弾道、高スピンのショットもあるだけに、厳しいセッティングとなる今大会で復調のチャンスはある。そして、今年は3年ぶりの有観客開催となり、初日の5日はこどもの日。ジュニアゴルファーの来場も予想され、原は自分に言い聞かせるように、「(プロを)目指したいなと思われるようなプレーや振る舞いをしていきたいです。頑張ります」と話した。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)