米大学に現れた170キロ右腕、衝撃の一球に反響止まず「ドラフトの目玉」「炎の球だ」
4月30日(日本時間5月1日)に行われた米大学野球の試合で、テネシー大の21歳ベン・ジョイスが、オーバーン大を相手に衝撃の105.5マイル(約169.7キロ)を計測した。「言葉が出ない」「狂気の沙汰」などと現地の野球ファンは驚きの声を上げていたが、米メディアも続々とこの剛速球をレポート。「ドラフトで魅力的な目玉になる」「炎の球を投げる21歳」などと伝えられている。
テネシー大のベン・ジョイスが170キロを投じる
4月30日(日本時間5月1日)に行われた米大学野球の試合で、テネシー大の21歳ベン・ジョイスが、オーバーン大を相手に衝撃の105.5マイル(約169.7キロ)を計測した。「言葉が出ない」「狂気の沙汰」などと現地の野球ファンは驚きの声を上げていたが、米メディアも続々とこの剛速球をレポート。「ドラフトで魅力的な目玉になる」「炎の球を投げる21歳」などと伝えられている。
球場内がざわついた。6回から2番手で登板したジョイス。7回2死から9番のコール・フォスターへ投じた初球だ。外角へのボール球は、なんと105.5マイルを計測した。米スポーツ専門紙「スポーツ・イラストレイテッド」によると、2010年にアロルディス・チャップマン(当時レッズ)が投じた105.8マイル(約170.3キロ)に次ぎ、2番目に速いボールだったという。
4イニングを被安打1の無失点、6奪三振と好投し、チームを5-3の勝利に導いた右腕。剛速球の映像がSNSで話題となり、米メディアも続々と報道した。米紙「ニューヨークポスト」は「球場に記録を破った球速が表示されると、観客席からは息をのむような音が聞こえた」と現地の雰囲気を伝え、「今季の防御率は0.86になり、21回で38個の三振を奪っている」と驚異的な成績も付け加えた。
米テネシー州地元紙「ノックスビル・ニュース・センチネル」は右翼からジョイスの快投を見守ったジョーダン・ベックのコメントを掲載。「私は外野の守備位置から、ただ畏敬の念を抱いていた」「彼とはチームメイトなので対戦しないから嬉しい」などと話していたという。
米マサチューセッツ州地元放送局「ニューイングランド・スポーツ・ネットワーク」もジョイスを「炎の球を投げる21歳」と表現し、「195.5センチの身長が未だ成長しているように、記録を作る時間も残されているだろう」とジョイスがまだ成長過程にいることを強調。「ジョイスは2022年のMLBドラフトで魅力的な目玉になると言って問題はない」と記して、7月に行われるドラフト会議に目を向けていた。
(THE ANSWER編集部)