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23歳高木優奈のキャディーは58歳大先輩プロ 異例のコンビに「恐れ多くもお願いしました」

国内女子ゴルフツアーのパナソニックオープンレディースが、29日から千葉・浜野GCで開催される。前日28日には、全米女子オープン日本予選会を突破した高木優奈が囲み取材に応じた。23歳の高木はプロテストに未合格で、今季は世界ランキング300位以内の「追加登録選手」で3試合目の主催者推薦出場(最大4試合)。貴重な一戦に向け、昨季まで同大会のセッティングを担当していた大先輩プロの山崎千佳代にキャディーを依頼したことを明かした。

高木優奈【写真:Getty Images】
高木優奈【写真:Getty Images】

29日からパナソニックオープンレディース

 国内女子ゴルフツアーのパナソニックオープンレディースが、29日から千葉・浜野GCで開催される。前日28日には、全米女子オープン日本予選会を突破した高木優奈が囲み取材に応じた。23歳の高木はプロテストに未合格で、今季は世界ランキング300位以内の「追加登録選手」で3試合目の主催者推薦出場(最大4試合)。貴重な一戦に向け、昨季まで同大会のセッティングを担当していた大先輩プロの山崎千佳代にキャディーを依頼したことを明かした。

 高木は25日に全米女子オープン日本予選会を2位で突破。2ラウンド、36ホールを8バーディー、ボギーなしの通算8アンダーで回った。今大会に向けては休養を優先。練習ラウンド9ホールのみにしたが、「ショットもパットもすごく良い状態です」と言った。

 全米女子オープン出場権をつかめたことへの反響は大きく、「たくさん、『おめでとう』と言っていただきました」。ゴルフを始めた11歳から師事する三觜喜一コーチも感激していたという。

「(教え子で)初めて海外メジャーに行く選手になりますし、喜んでくださいました。ただ、(三觜さんは)ワクチンを打っていないので、アメリカに行けません。それは残念そうでした(笑)」

 プロとして大きな夢舞台。ただ、高木はプロテストに合格できていない。昨季の2020-21年統合シーズンまでは、「TP単年登録」という形で国内女子ツアーを戦ってきたが、規約の改正で今季は同登録が撤廃。昨年11月に実施の最終プロテストに1打差で不合格となり、今季は世界ランク300位以内の権利で得た「臨時登録者」(推薦で4試合まで出場可能)として、今大会で3試合目の出場。現在世界ランク279位。その権利を失わないためにも大事な一戦。高木は「やれることは全てやる」の姿勢で、キャディーを前回大会までコースセッティングを担当した58歳、ツアー通算8勝の山崎にキャディーを依頼していた。

「恐れ多いですが、お願いしました。そしたら、快く受けていただきました。昨日の練習ラウンドでも、『私だったらここに切るな』とか話してくださり、現役時代の話を聞いたりしました。今日も『すごくいいよ』って、全部褒めてくださいました。明日からも、スーパーキャディーにいろんなことを教えてもらいながら、自分にプラスになることを1つでも2つでも見つけて、いい結果につながるとうれしいなと思っています」

 年齢差35歳。若手プロが大ベテランのプロにキャディーを依頼することは異例だが、そのアグレッシブさも武器に高木は、今大会でも上を目指す。

(THE ANSWER編集部)


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