栃木県民の健康維持・促進へ 大塚製薬とバスケ・宇都宮ブレックスが強力タッグ結成
大塚製薬株式会社とプロバスケットボールチーム「宇都宮ブレックス」は、自治医科大学整形外科や栃木県臨床整形外科医会などの協力と、栃木県の後援を得て、県民の健康維持・推進を目的としたロコモティブシンドロームの予防啓発プロジェクト「ずっと、イキイキ! プロジェクト」を発足した。
大塚製薬と宇都宮ブレックスがプロジェクト発足
大塚製薬株式会社とプロバスケットボールチーム「宇都宮ブレックス」は、自治医科大学整形外科や栃木県臨床整形外科医会などの協力と、栃木県の後援を得て、県民の健康維持・推進を目的としたロコモティブシンドロームの予防啓発プロジェクト「ずっと、イキイキ! プロジェクト」を発足した。
プロジェクトの立ち上げに合わせ、23日にブレックスアリーナ宇都宮で行われた同チームのホームゲーム(秋田ノーザンハピネッツ戦)に冠協賛し、スタートセレモニーを開催した。試合前には福田富一県知事らが会見し、宇都宮ブレックス専属チアリーダー「BREXY」がロコモ体操を初披露。ブレックスファンと一体となって、会場を大いに盛り上げた。
会場には、プロジェクトの発足を記念したフォトスポットも設置された。子供連れの家族や女性の姿も目立ち、多くのブレックスファンが記念撮影。ツイッターに「#ずっとイキイキ」と「#BREX」の2つをつけて写真を投稿した人には、大塚製薬の製品がプレゼントされた。
新しい生活様式に伴う外出自粛や行動制限により、日常的な運動の機会が減少。ロコモティブシンドローム(運動器症候群:運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態)のリスクが増加した。以前から県民の運動不足が指摘され、2016年に栃木が行った「平成28年度県民健康・栄養調査」では、県民の1日平均歩行数は男性6700歩、女性5771歩と、全国平均(男性:6984歩、女性:6029歩)にいずれも250歩以上少なかった。
こうした背景を踏まえ、県民の健康課題改善を目的とした「ずっと、イキイキ! プロジェクト」を発足。プロジェクトでは、栃木県の健康寿命日本一を目標に掲げ、県内の団体や企業、医師と連携した取り組みを実施していく。歩数に応じて「宇都宮ブレックス」のオリジナルグッズなどが抽選で当たるキャンペーンを検討中。県内の整形外科医と協力し、プロジェクトの情報発信を推進していく。