視力を80%失った41歳リゴンドー 9月再起戦へ、陣営「左目は100%回復。右は50%だ」
ボクシングの元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が、9月の再起戦を見据えている。3月初めに調理中だった圧力鍋の爆発事故が原因で視力を80%を失った41歳。陣営は「左目の視力を100%回復した。右はまだ苦労しており、50-60%だ」と語った。
リゴンドーが再起へ
ボクシングの元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が、9月の再起戦を見据えている。3月初めに調理中だった圧力鍋の爆発事故が原因で視力を80%を失った41歳。陣営は「左目の視力を100%回復した。右はまだ苦労しており、50-60%だ」と語った。
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9月に42歳になる大ベテランについて、米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じた。「ギジェルモ・リゴンドーは9月までに試合をすることに向け、いまだ回復中」の見出しで記事を掲載。「リゴンドーのマネージャー、アレックス・ボルノテ氏はリゴンドーがいまだキャリアを続けたいと熱望していることを明かした」とつづった。
リゴンドーは3月に米マイアミの自宅で料理をしていた時、圧力鍋から吹き出した中身を顔に受けた。記事では「目の怪我は良くなってきており、リゴンドーは9月までに再び試合をしたいと希望している」と説明。ボルノテ氏がこう語っているという。
「彼はすでに左目の視力を100%回復した。右はまだ苦労しており、50-60%だ。でも、我々は9月までに準備が整うことを祈っているよ」「彼は試合がしたいと言っている。良いキャンプを過ごして準備をしないといけないとね。前回の試合は良い準備ができていなかったと言っていた」
巧みなアウトボクシングスタイルで圧倒的な強さを誇り、スーパーバンタム級で一時代を築いた。2月にWBCインターナショナル・バンタム級王座決定戦10回戦に臨み、WBO10位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)に8回にダウンを奪われるなど0-3の判定負け。昨年8月のWB世界O同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)戦に続くプロ初の連敗だった。
ボルノテ氏は「彼は常に試合を支配できると信じている。でも、彼は特定のパンチを出さない。だから、我々は不満をためるわけだけど。カシメロの試合では、3つか4つ多くパンチを出していれば勝てたかもしれない。ダウンの後の全ラウンドで勝ちに行ったが、体調が良くなかったと言っている。それでパンチが出なかったと」と振り返っている。
(THE ANSWER編集部)