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高橋彩華が大会記録タイ「63」ロケット発進 悲願の初優勝へ「あとは自分との闘い」

国内女子ゴルフのフジサンケイレディス(静岡・川奈ホテルGC富士、6447ヤード、パー71)第1日は22日、高橋彩華(東芝)が8バーディー、ノーボギーで大会コースレコードタイの「63」で回り、通算8アンダーでロケットスタートを決めた。

フジサンケイレディス、大会コースレコードタイの「63」で回り、通算8アンダーで首位発進を決めた高橋彩華【写真:Getty Images】
フジサンケイレディス、大会コースレコードタイの「63」で回り、通算8アンダーで首位発進を決めた高橋彩華【写真:Getty Images】

女子ゴルフ・フジサンケイレディス第1日

 国内女子ゴルフのフジサンケイレディス(静岡・川奈ホテルGC富士、6447ヤード、パー71)第1日は22日、高橋彩華(東芝)が8バーディー、ノーボギーで大会コースレコードタイの「63」で回り、通算8アンダーでロケットスタートを決めた。

 悩める高橋に会心の笑みがこぼれた。

「流れもずっと良くて、ついたチャンスもほとんど決められました」

 2番パー4を口火にバーティーラッシュを展開。前後半で4つずつバーディーを奪った。唯一、17番パー3で第1打をオーバーするピンチがあったが、“ボギーOK”で打った4メートルのパーパットが入り、ノーボギーでラウンドした。

 今シーズンはトップ10に3度入っているが、ショットの安定性が課題だった。

「開幕戦から意図してなかった方向に飛んで。眼中になかった20ヤード手前のバンカーに入ったり。結構大変なことになっていた。先週までは本当に同じような感じ。自信をもってピンに向けなくて、ずっとロングパットを打っていました」

 好転したきっかけは前日に使用を決断したミズノのアイアン。「距離感がずっと合わなくて、どうせ調子が悪いなら」と思い切ったが、これが奏功した。特に11番のパー3は「今年で一番気持ち良く構えられた。久しぶりの感覚で打てた」と復調を実感した。

 昨シーズンはトップ3が6度。優勝目前と言われながら、初優勝が近くて遠かった。

 先週は植竹希望が悲願の初優勝。「普段から話す仲なので、凄くうれしい。私は優勝争いできるほど、ショットが良くなったので、早く復調して後に続きたいと思っていた」と刺激になっていた。

 2位以下に4打差をつける暫定首位でホールアウト。残り2日でチャンスは十分ある。

「パットは今日は運が良いところもあった。高麗グリーンは潔く自分が良いと思ったところに打つだけ。それを2日間徹底したい。(優勝争いは)あとは自分自身との闘い。うまく自分をコントロールできたら見えてくるのかな」

 きっかけを掴み、一気に頂点を目指す。

(THE ANSWER編集部)


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