試合中にチェーンで自分とゴールを結びつける珍事

　米プロバスケットボール（NBA）でまたも驚きの退場劇が起きた。16日（日本時間17日）、ティンバーウルブズが敵地で迎えたグリズリーズとのプレーオフ第1戦。試合中に乱入した女性が、自身の体とリングを支える柱をチェーンで巻き付ける珍事が発生した。米メディアは画像を公開。米ファンから「クレイジーだ」「警備を強化せよ」と注目を浴びた。

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　第2クオーター残り5分の時だ。コートに乱入した観客の女性が、自分の体とゴールの柱を黄色いチェーンで結び付けた。前代未聞の妨害行為。試合が中断され、女性は警備員につまみ出される事態に。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」は「この女性は『グレン・テイラーは動物の命を焼いた』と書かれたTシャツを着ており、チラシをコートにまき散らした。選手たちはそれを拾う姿が目撃されている」と説明した。

“チェーン女”が抗議をした画像を、米スポーツメディア「ブリーチャー・リポート」公式ツイッターが公開。米ファンから「接着剤ガールの妹か？」「最近の観客はどうなっちゃったんだ」「接着剤、チェーン、次は何？」「警備を強化せよ」「何が起きているんだ？」「クレイジーだ」と混乱や批判の声が上がった。ティンバーウルブズは130-117で勝利した。

　12日（同13日）の本拠地クリッパーズ戦でも、今回とは別の女性が乱入し、コートに接着剤を塗る珍事が勃発。試合が中断され、この女性も同様のTシャツを着ていた。ティンバーウルブズの共同オーナー、グレン・テイラー氏が所有する養鶏場で3月に鳥インフルエンザが発生。大量の鶏が殺処分されたことに対する抗議であると米メディアは報じていた。