白熱Jリーグ 大久保嘉人、中村憲剛ら彷彿の“熱さ”に闘莉王が期待「たくさん見たい」
2月中旬から始まったサッカーJ1リーグ・2022シーズンは、昨季の覇者・川崎フロンターレが首位を走っている。2位には横浜F・マリノス、次いで3位には鹿島アントラーズがぴったりと青い背中を捉えている。
「チームで試合に出ることのほうが難しかった」 久保竜彦氏が振り返るJリーグ
2月中旬から始まったサッカーJ1リーグ・2022シーズンは、昨季の覇者・川崎フロンターレが首位を走っている。2位には横浜F・マリノス、次いで3位には鹿島アントラーズがぴったりと青い背中を捉えている。
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過去5年間で4度のJ1制覇を成し遂げている川崎Fを止めるのはどのチームか。そして、川崎Fは初の3連覇達成なるのか。さらに今年は4年に一度のサッカー界の祭典、W杯開催年だ。Jリーグから誰がカタールのピッチに立てるのかにも注目が集まる。
かつては日本代表の多くがJリーグでプレーしていた。Jリーグで活躍すれば、日本代表に呼んでもらえる。Jリーガーにとってはそれが日本代表への一番の近道だと思われていた。逆に言えば、日本代表に入るために、Jリーグで結果を残したい。そんな思いもあったはずだ。
しかし、久保竜彦氏は「それはなかった」と否定する。「もちろん代表には入りたかったけど、それよりもあの頃のマリノスはチーム内で試合に出ることのほうが難しかった。だから必死だった」と明かした。
久保氏が口にする、“あの頃”とは。2003、2004年に横浜F・マリノスが連覇を果たしたときだ。6万4899人という当時Jリーグにおける歴代最多観客動員となった2004年に横浜国際競技場で行われた浦和レッズとのチャンピオンシップ第1戦、続く埼玉スタジアム2002での第2戦での熱狂はもはや伝説になっている。
「当時、代表に入っていたこともあって勘違いもあった。なんか代表に入っただけで、自分がうまくなったような気になったりするんですよね。ちょっと手を抜いてもやれるんじゃないかって。マツ(松田直樹)とか、俺とかはそんな感じだったなあ。でも、そういうのって監督や先輩がしっかりと感じ取って指摘してくれるんですよ。当時で言うと、ダイさん(奥大介)がちゃんと締めてくれていた」
懐かしそうに振り返る久保氏だったが、いつの時代もJリーグはラクにプレーできるリーグではない。だからこそ、Jリーグには必死でボールを追いかける選手の躍動が、胸躍る瞬間が溢れている。