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フィギュア米17歳が世界Jr.新記録 得意の4回転なしで圧巻、ネット上でも脚の長さ話題

フィギュアスケート世界ジュニア選手権は14日、エストニア・タリンで男子ショートプログラム(SP)が行われ、イリア・マリニン(米国)が88.99点を記録。2位に7.4点差をつけて首位に立った。ジュニアではSPに4回転が組み込めないため得意の高難度ジャンプは披露できなかったが、それでも世界ジュニア新記録を達成した。

イリア・マリニン【写真:Getty Images】
イリア・マリニン【写真:Getty Images】

イリア・マリニンが88.99点でSP首位に

 フィギュアスケート世界ジュニア選手権は14日、エストニア・タリンで男子ショートプログラム(SP)が行われ、イリア・マリニン(米国)が88.99点を記録。2位に7.4点差をつけて首位に立った。ジュニアではSPに4回転が組み込めないため得意の高難度ジャンプは披露できなかったが、それでも世界ジュニア新記録を達成した。

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“4回転の神”の異名を持つ17歳が、4回転なしでも圧巻の演技だ。マリニンは冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプに着氷。3回転フリップ、高さのある3回転アクセルも決め、長い脚を駆使したキャメルスピンでも魅せた。

 SNS上で日本のファンの間でも「マリニンくん、脚長い」などと話題となったが、海外フィギュアスケート専門メディア「エニシング・ゴーズ」公式ツイッターによると、マリニンが記録した88.99点はダニール・サムソノフが保持していた世界ジュニア選手権のSP最高得点87.33点を更新する新記録だったという。

 海外フィギュアスケート専門メディア「ゴールデン・スケート」公式ツイッターは「クリーンなスケートをし、最善を尽くすため、この瞬間のためにたくさん準備してきた」「シニアレベルとは違う。シニアでは4回転があるから」とマリニンの言葉を伝えた。

 17歳のマリニンは1月に行われた全米選手権で、チェンに次ぐ2位に入り一躍注目を浴びた。国際舞台の実績が少ないこともあり、北京五輪代表の座は惜しくも逃したものの、3月の世界選手権SPでは100.16点を記録する鮮烈デビュー。インスタグラムではユーザーネーム「quadg0d(4回転の神)」に恥じない練習映像を公開するなど注目の逸材だ。

(THE ANSWER編集部)

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