ドライバー同士が殴り合い 米自動車レースで起きた乱闘に唖然「暴力じゃ解決しない」
米国の自動車レース「NASCAR」でドライバー同士の殴り合いが発生した。8日(日本時間9日)に米バージニア州のマーティンズビル・スピードウェイで行われた「エックスフィニティ・シリーズ」レース後の騒動を現地メディアは「醜い乱闘だ」と報道。米ファンを「恥知らずだ」と呆れさせた。
NASCARでレース後に乱闘勃発
米国の自動車レース「NASCAR」でドライバー同士の殴り合いが発生した。8日(日本時間9日)に米バージニア州のマーティンズビル・スピードウェイで行われた「エックスフィニティ・シリーズ」レース後の騒動を現地メディアは「醜い乱闘だ」と報道。米ファンを「恥知らずだ」と呆れさせた。
レース後のピットロードだった。黒いスーツのタイ・ギッブスと青いスーツのサム・メイヤーが小突き合いながら何か言い争っている。するとギッブスが顔面へパンチを放った。止めに入った関係者も巻き込んで、その場はもみくちゃ状態となった。
米スポーツメディア「ブリーチャー・リポート」公式ツイッターは「パンチが飛んだ……NASCARのレースで?」と文面に記して実際の映像を公開。現地のファンからは「受け入れられない行いだ」「出場停止になるべき」「品がないね」「恥知らずだ」「ヘルメット付けたやつがヘルメットないやつを殴るなよ」「暴力じゃ何も解決しない」「これは酷いな」とコメントが寄せられた。
米スポーツ専門局「CBSスポーツ」によると、最終コーナー付近でメイヤーがギッブスの左後方から内側へ入るように接触したという。レースの大部分でリードしていたギッブスは、この接触もあり最終的には8位でフィニッシュ。レース後の乱闘騒ぎでは巻き込まれたオフィシャルが負傷し、救急車で搬送されたとも伝えた。
エックスフィニティ・シリーズの公式ツイッターは両者の言い分を動画で公開。メイヤーは「このスポーツの一部だよ」と気にしないそぶり。ギッブスは「オレは話そうとしたけど、彼が突っかかってきたんだ」としつつ、「自分は先週反対の立場だったから、結局はこれも(レースの)一部なんだ」と前を向いていた。
車の接触が多く、ドライバー同士の小競り合いも度々起こるNASCAR。エキサイティングなレースが人気の要因の一つだが、今回の殴り合いは、現地ファンの間でも注目の的になっていたようだ。
(THE ANSWER編集部)