「君は魔術師だ」― ベース1m前の“忍者走塁”に米ファン喝采「何が起こったんだ」
米大リーグで二盗で頭から突っ込み、完全にアウトのタイミングながら、瞬時の機転で交わす“忍者走塁”が発生。MLB公式ツイッターが動画付きで公開すると、米ファンから「何が起こったんだ」「これはマジックだ」と困惑と喝采が飛んでいる。
カブス・バエズがタッチをかいくぐる二盗成功、「君は魔術師だ」の声
米大リーグで二盗で頭から突っ込み、完全にアウトのタイミングながら、瞬時の機転で交わす“忍者走塁”が発生。MLB公式ツイッターが動画付きで公開すると、米ファンから「何が起こったんだ」「これはマジックだ」と困惑と喝采が飛んでいる。
「君は魔術師だ」という声も上がった華麗な身のこなしで脚光を浴びているのは、カブスのハビアー・バエズ内野手だ。
12日(日本時間13日)のホワイトソックス戦の2回だった。先頭打者のバエズは四球で出塁。すると1死の後、打者リゾの場面で初球から思い切り良く二塁を狙った。しかし、捕手カスティーヨから矢のような送球が、遊撃手アンダーソンに送られた。捕球した時点で、バエズはまだ1メートルほど手前。アウトだ――。そう思った次の瞬間だった。
頭から突っ込んでいたバエズは、左腕にタッチに来た相手のグラブを瞬時に察知。すると、全速力のまま左腕をヒョイッと挙げ、タッチを交わしたのだ。そのまま体をねじらせながら回り込むようにして右手でベースを触った。すぐさま「タッチされてないよ」と二塁塁審にアピールするバエズ。塁審の両手は横に広がり、見事にセーフをもぎ取った。