リナレスは「偉大な王者だ」 プロ初ダウンのロマチェンコが賛辞「いい右だった」
ボクシングのWBA世界ライト級タイトルマッチ12回戦(米ニューヨーク)は12日(日本時間13日)、WBOスーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が王者ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)を10回2分8秒TKO勝ちで下し、世界最速プロ12戦目で3階級制覇を達成した。米スポーツ専門局「ESPN」は強烈な左ボディーで王者を沈めた瞬間を動画付きで公開し、ロマチェンコが「リナレスは偉大なチャンピオンだ」などと語ったことを紹介している。
3階級制覇の新王者「リナレスとの戦いは見てくれたファンすべてにとって良いもの」
ボクシングのWBA世界ライト級タイトルマッチ12回戦(米ニューヨーク)は12日(日本時間13日)、WBOスーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が王者ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)を10回2分8秒TKO勝ちで下し、世界最速プロ12戦目で3階級制覇を達成した。米スポーツ専門局「ESPN」は強烈な左ボディーで王者を沈めた瞬間を動画付きで公開し、ロマチェンコが「リナレスは偉大なチャンピオンだ」などと語ったことを紹介している。
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ウクライナの英雄が、歴史的一戦を制した。ロマチェンコが世界最速で3階級制覇を成し遂げた。
6回にプロ初のダウンを喫するなど、リナレスを相手に苦しみながら迎えた10回。一気に勝負に出た。手数を増やし、最後は連打から渾身の左ボディーを炸裂。王者は膝から崩れ落ちた。すぐさま右手でガッツポーズを繰り出したロマチェンコ。会場は熱狂の坩堝と化した。TKO勝ちが決まると、コーナーに上がり、何度も右拳を掲げて絶叫し、歓喜に酔いしれた。
「ESPN」はTKOの瞬間を公式ツイッターで動画付きで速報。強烈な左ボディーで王者を沈めた姿に「ショットが見えすらしない!」「レバーに完璧なショットだ」など海外ファンの熱狂を呼んでいたが、公式サイトの記事によれば、ロマチェンコは10回に及んだリナレスとの死闘を「素晴らしい戦いだった」と振り返っている。