悩み多き賞金女王・稲見萌寧、4位発進も「まだ自信はない」と吐露「今は一つ一つ結果を」
国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン初日が8日、埼玉・石坂GCで行われた。昨季賞金女王の稲見萌寧(Rakuten)は、4バーディー、1ボギーの69で回って3アンダー。首位の大里桃子に3打差の4位で発進した。今季5戦の中では、最高のスタート。新トレーナーとの契約を解除するなど、悩みは多いが、好調のパッティングを武器に勝利を目指す。
富士フイルム・スタジオアリス女子オープン
国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン初日が8日、埼玉・石坂GCで行われた。昨季賞金女王の稲見萌寧(Rakuten)は、4バーディー、1ボギーの69で回って3アンダー。首位の大里桃子に3打差の4位で発進した。今季5戦の中では、最高のスタート。新トレーナーとの契約を解除するなど、悩みは多いが、好調のパッティングを武器に勝利を目指す。
稲見は耐えながら、スコアを伸ばした。インに入って風が強くなり、「チャンスのパー5がチャンスではなくなった」と表現したが、16番パー3では5番ウッドでのコントロールショットに成功。右手前7メートルのバーディーパットを沈めた。ホールアウト後は言葉を選びながらも、手応えを口にした。
「ずっと考えながらやっていますが、ここ何週間の中では楽な気持ちでプレーできました。まだ、上位で戦えている回数が少ないので、自信というのはあまりないですけど」
前日の7日には、オフに契約してトレーナーとの契約を解除し、新たなトレーナーを探していることを明かした。取り組んでいたトレーニングがフィットせず、ショットやパットにブレが生じている可能性も示唆した。それでも、昨季の賞金女王で、開催コースは違えど、前回大会優勝者の責任は感じている。そして、同コースで開催された19年7月のセンチュリー21でツアー初優勝を飾った縁もある。
「あの時は今よりもショットがついていましたが、今は一つ一つ結果を残して、自信をつけていきたいです。あまり、難しく考えすぎないようにしたいです」
9日の第2日は鈴木愛、渡邉彩香と同組で午前9時10分にスタート。悩みを払拭するべく、目前の一打に集中する。
(THE ANSWER編集部)