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久保建英、五輪女子を指導の名伯楽 「スーパーアスリート塾」で説く体幹強化の必要性

育成年代においても体幹部分の強化の必要性は高いと語る木場氏【写真:編集部】
育成年代においても体幹部分の強化の必要性は高いと語る木場氏【写真:編集部】

久保、中井に共通する強さ「2人に関しては成長痛もない」

 久保、岩渕らトップアスリートが継続する体幹トレーニングだが、育成年代においても体幹部分の強化の必要性は高いと木場氏は語る。

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「例えば走るフォームから考えてみましょう。走っている時に重心が右に傾く人はカラダの右サイドに負担よりがかかる。スピードもスタミナの効率的にも良くないですが、怪我の原因にもなります。体幹をしっかり強化すれば、重心の傾きも矯正できます」

 体幹強化はバランスのいい走りのフォーム作りにもつながると解説。そして、成長痛と怪我の予防にも効果があると木場氏は語る。

「平均的に22歳まで骨と筋肉は成長しますが、骨の成長に伴って、筋肉が伸びていくのが自然です。ですが、筋肉のパワーが骨の強度や成長を上回ってしまうと、脛骨の軟骨が剥がれてしまったり、腸骨棘裂離骨折(ちょうこつきょくれつりこっせつ)という怪我が起きたりしてしまいます。体幹と軸足部分をしっかりと強化すると、怪我や成長痛の予防につながるのです」

 幼少時から体幹トレーニングを積んだ久保、名門レアル・マドリードの下部組織に所属する中井卓大というサッカー界の逸材は毎日コツコツとトレーニングを積み重ねることで、「2人に関しては成長痛もない。ピピ(中井の愛称)に関しては大きな怪我がない」と証言する。

 怪我をしない身体作りの大事な一歩として体幹トレーニングの重要性を指導した木場氏。語りかけた言葉の1つ1つに生徒たちは真剣に聞き入っていた。

(THE ANSWER編集部)



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木場 克己

KOBA式体幹バランストレーニング協会代表

プロトレーナー

 小2年で柔道を始め、小6の南九州柔道大会で優勝、優秀選手賞を獲得。中3で県内の大会のタイトルを優勝で飾る。全九州大会団体の部で優勝・県大会軽量級個人戦2位。高校でレスリングを始め、56キロ級九州大会で優勝。インターハイ、国体は団体戦3位。腰椎圧迫骨折で現役を退き、医療人の道へ。鍼灸師、柔道整復師、FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)、G大阪ユーストレーニングアドバイザー(2016年~)、長友佑都専属トレーナー。

URL:http://kobakatsumi.jp/

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