なぜ、彼はしゃがんだのか カナダ名手の「可愛らしいカウンター」に海外反響
男子テニスのマドリード・オープンは8日、シングルス2回戦で世界ランク24位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)がグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)を7-5、3-6、6-3のフルセットで下し、16強進出。第3セットには強烈なサーブにしゃがみこんでリターンするプレーを見せ、ATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで公開し、「スイートリターン」「可愛らしいカウンター」とファンに笑顔を呼んでいる。
ラオニッチが強烈サーブをしゃがんでリターンする姿が話題に
男子テニスのマドリード・オープンは8日、シングルス2回戦で世界ランク24位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)がグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)を7-5、3-6、6-3のフルセットで下し、16強進出。第3セットには強烈なサーブにしゃがみこんでリターンするプレーを見せ、ATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで公開し、「スイートリターン」「可愛らしいカウンター」とファンに笑顔を呼んでいる。
強いラオニッチが帰ってきた。ファンを沸かせたのは第3セット4-3で迎えた第8ゲームだ。
ディミトロフのサービス。豪快にラケットを振り抜き、強烈なサーブを放った。体正面に飛んだきた打球に反応するラオニッチ。しかし、とった行動はしゃがみこみだった。予想外にボールが伸びたのか、さっと腰を落として右手でラケットをかざした。そのまま当てるだけの形でボールをリターン。ロブ気味になったボールはベースラインぎりぎりに入ったのだ。
意表を突く“しゃがみこみリターン”にざわめく場内。すぐに立ち上がったラオニッチはラリーを展開し、今度は素早いフットワークで最後は右サイドいっぱいを突き、絶妙なショットでポイントを奪ってみせたのだ。ざわめきは歓声に変わり、ラオニッチも思わずガッツポーズ。喜びを体で表現していた。結局、接戦をものにして勝利。この試合のハイライトとなった。