錦織、破った元世界1位が違和感示す 「奇妙だった。ケイと1回戦で当たるなんて」
錦織がノーシードだったことで1回戦での対戦が実現した
肘の故障で昨年終盤に離脱を余儀無くされたジョコビッチと、右手首の故障で同じく後半戦を欠場した錦織。かつてランキングの上位に君臨した両雄だが、12位のジョコビッチは今大会で第10シード、21位(最新のランキングで20位)の錦織はノーシードでエントリー。故障で序列を下げたことで、トーナメント初戦での対決が実現した。
両者の対戦は、この試合が14度目。錦織は2勝12敗と圧倒されているが、2014年全米オープン準決勝では勝利。マッチアップのうち10試合がトーナメントの決勝、準決勝だった。
「初戦で彼と戦うことはこれまでと違っていた。お互いにとって大きな試練だったんだ。自分の流れで試合が進んだことが嬉しい。彼の流れになる可能性もあった。わずか2、3のポイントが今日の勝者を決したと思う。重要な瞬間に正しいショットを決めることができた。ファーストセットとセカンドセット。どちらもセットの最終局面でブレークできたんだ」
苦杯をなめた錦織との差はわずかだったとジョコビッチは語っていた。錦織にとっては不運でもあったジョコビッチとのいきなりの対戦。こういう事態を避けるためには、やはり世界ランクを上げていくしかないのだろう。
(THE ANSWER編集部)