鈴木愛が7アンダー単独首位 通算17勝も求めるのは新しい自分「前みたいに若くない」
女子ゴルフの国内ツアー・アクサレディスが25日、宮崎・UMKCC(6546ヤード、パー72)で開幕した。2017、19年賞金女王の鈴木愛(セールスフォース)が8バーディー、1ボギーの65で回り、7アンダーで単独首位に立った。ホールアウト後の会見では課題も挙げながら「いいショットも増えている」と手応えも語った。
国内ツアー・アクサレディスが開幕
女子ゴルフの国内ツアー・アクサレディスが25日、宮崎・UMKCC(6546ヤード、パー72)で開幕した。2017、19年賞金女王の鈴木愛(セールスフォース)が8バーディー、1ボギーの65で回り、7アンダーで単独首位に立った。ホールアウト後の会見では課題も挙げながら「いいショットも増えている」と手応えも語った。
前半は5番から7番まで3連続バーディーを奪うなど3つ伸ばすと、10番パー5ではもう少しでイーグルという好ショットを披露。2位渡邉彩香に1打差の単独首位として初日を終えた。
ホールアウト後の会見では「ラインによって自分のスイングもなかなか思うようにできないこともあるので、そういう面でコースに入ると不安は大きいですけど、いいショットも増えているのでいいかなと思います」と語った。
ツアー通算17勝の実力者。2度の賞金女王にも輝いたが、昨年7月の資生堂レディスで1年8か月ぶりの優勝を掴むまで苦しんだ。「あまりいい時の気持ちだったり、ゴルフが全然思い出せなくて。ここ2年くらいはバッドイメージが強すぎる。『自分ってどんなゴルフしてたっけ?』と考えるんですけど、全然思い出せない。やっぱり結果が出てなかったので、そういう意味でもいいイメージになかなか変えられてないかなって思います」と正直に語った。
「いい時は10年、20年となかなか続かない」とも語る鈴木。元の姿を取り戻すのではなく、新しい自分を求めている。まだ27歳だが「前みたいに若くないし、年齢的なものを重ねてきて、昔みたいに試合も休まずずっと出るというのもできなくなっている。昔のゴルフをやりたいというのは心の中にあるけれど、先に進化できたらいい。前のことを引きずらなくてもいい」と話した。
前週は欠場。今季2戦目の明治安田生命レディスは予選落ちしたが、開幕戦のダイキンオーキッドレディスでは8位に入った。26日は悪天候も予想されるが「もう30(歳)近いから2日になってくれると体的にも楽」と冗談っぽく話しながら「とにかくあと2日間いいゴルフができるように最大限努力するだけ」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)