震度6強のニュースで「当時蘇った」 東日本大震災で被災の岸部桃子、両親の無事確認
国内女子ゴルフツアーの今季3戦目・Tポイント×ENEOSが18日、鹿児島高牧CC(6419ヤード、パー72)で開幕する。前週の明治安田生命レディスで7位に入った岸部桃子(塩田建設)が17日に会見。岸部は福島県いわき市出身で、高2の時に東日本大震災で被災。昨夜、宮城県と福島県で最大震度6強を観測した地震を受け「(震災)当時の映像が蘇りました」と語った。その上で「地元に元気が届けられるプレーをしたい」と意気込んだ。
18日開幕、今季第3戦のTポイント×ENEOSを前に会見
国内女子ゴルフツアーの今季3戦目・Tポイント×ENEOSが18日、鹿児島高牧CC(6419ヤード、パー72)で開幕する。前週の明治安田生命レディスで7位に入った岸部桃子(塩田建設)が17日に会見。岸部は福島県いわき市出身で、高2の時に東日本大震災で被災。昨夜、宮城県と福島県で最大震度6強を観測した地震を受け「(震災)当時の映像が蘇りました」と語った。その上で「地元に元気が届けられるプレーをしたい」と意気込んだ。
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岸部は今朝になって、地震の情報を知った。「起きて、ニュースを見てビックリしました。すぐに両親に連絡しました。『大丈夫だよ』と言っていたので被害はなかったと思いますが、私はあの日(震災当日)の映像が蘇ってきました。これ以上(被害が)広がらないといいなと思います」
岸部は2011年3月11日、富岡高の理科室で被災している。当時は福島第1原発に近い同校の2年生として在学中で、すぐに避難。妹は中3で同校への入学が決まっていたが、他校に進学せざるを得なくなった。岸部はその後、ゴルフを再開。翌12年7月のプロテストに合格し、ここまで歩んできた。
しかし、当時は体重44キロの細身でパワー不足。低いボールのフッカーでドライバー飛距離は平均240ヤードだったが、「グリーンでボールが止まらないことが悩みでした」と振り返る。その後、フェードにスイング改造して飛距離は220ヤードに。ボールが止まるようになったことで球筋は変えず、体重増で飛距離アップをはかった。