メドベージェワ、なぜ今、恩師のもとを離れるのか? 現地メディアが真相に迫る
「理由は一つではないことは明白。誰も正しくないし、誰も悪くはない」
「彼女とそのグループは指導する選手にすべての力を注ぐ。もしその選手の能力の中に望みや性格で光るものがあればそれも一番高いところにもっていくように努力する。そうやってユリア・リプニツカヤが現れメドベージェワが現れ、そのあとにアリーナ・ザギトワが続き、今では新しい世代のアレクサンドラ・トルソワ、アンナ・シェルバコワが頭角を現し始めている」
こうトゥトベリーゼ氏の手腕を紹介。ロシアの若いスケーターが続々と登場するのは、同氏の指導があってこそのものだとしている。
同メディアは、3月の世界選手権を欠場したメドベージェワの怪我について「すべてを最初から始めなければいけない状況だ」としている。
加えて彼女に重大な決断をもたらした、最大の理由に言及している。
「5月にISU(国際スケート連盟)が最終的に発表する予定の、競技の内容を変えるかもしれないルール変更も、新しい条件での競技をせざるをえない理由となっている」
同メディアによると、新シーズンでは、フリーの競技時間の短縮。ジャンプの基礎点が低くなる。などの見直しが行われるという。「ISUが言うにはプログラムの構成において技術的な面と芸術的な面のバランスをとりたいとのことだ」と説明している。
多くのスケーターがこのルール改正に賛成していないと指摘している。その上で、ルール変更が正式に決まればスケーターは適応する必要があるともしている。