心ない野次に涙の大坂なおみ 相手のロシア選手は同情「数年前を思い出したのかも…」
テニスのBNPパリバ・オープンは12日(日本時間13日)、女子シングルス2回戦が行われ、世界ランク78位の大坂なおみ(フリー)が第21シードのクデルメトワ(ロシア)に0-6、4-6で敗退。試合中には客席から心ない野次が飛び、涙を流すシーンがあった。対戦相手のクデルメトワは「数年前のことを思い出して泣いてしまったのかもしれない」と同情している。
観客の女性が試合中に「ナオミ、最低」と叫んだと海外メディア報道
テニスのBNPパリバ・オープンは12日(日本時間13日)、女子シングルス2回戦が行われ、世界ランク78位の大坂なおみ(フリー)が第21シードのクデルメトワ(ロシア)に0-6、4-6で敗退。試合中には客席から心ない野次が飛び、涙を流すシーンがあった。対戦相手のクデルメトワは「数年前のことを思い出して泣いてしまったのかもしれない」と同情している。
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第1セット第1ゲーム終了後。海外メディアによると、観客の女性が「ナオミ、最低」と叫び、大坂は主審に詰め寄った。試合は続行されたが、ベンチで涙を拭うシーンも。第1セットを1ゲームも奪えずに落とすと、第2セットも奮闘したが、4-6でストレート負けを喫した。
豪紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」のキラン・グプタ記者は、試合後のクデルメトワのコメントを自身のツイッターで紹介。「ナオミは数年前にセリーナと戦った時に起きたことを思い出したのかもしれない。そのときに似たことが起きたから、彼女は泣いてしまったんだと思う」と心中を慮ったという。
大坂は2018年の全米オープン決勝で、憧れのセリーナ・ウィリアムズ(米国)に勝利。初のグランドスラム制覇を成し遂げた。しかし、試合後には優勝を期待していたセリーナの地元ファンからブーイングを浴び、涙を流した出来事が過去にあった。
クデルメトワは「私は彼女が強くて、偉大な人間だと分かっている」とフォロー。「彼女ならきっと上手く対処すると思う」とエールを送った。
(THE ANSWER編集部)