ロシアの国際大会除外 フィギュア重鎮はFIFAにも嘆き「素晴らしい競技を奪っている」
ロシアのウクライナ侵攻が続く中、国際オリンピック委員会(IOC)はロシアとベラルーシの選手や関係者を国際大会からの除外を勧告。これに国際スケート連盟(ISU)も応じ、世界選手権などから両国の選手を除外すると発表した。ロシアのフィギュア名誉コーチは、他競技でも同様の動きがみられることに「政治とスポーツをごちゃまぜにしてはいけない」と語っている。
サッカーカタールW杯予選の出来事に反応
ロシアのウクライナ侵攻が続く中、国際オリンピック委員会(IOC)はロシアとベラルーシの選手や関係者を国際大会からの除外を勧告。これに国際スケート連盟(ISU)も応じ、世界選手権などから両国の選手を除外すると発表した。ロシアのフィギュア名誉コーチは、他競技でも同様の動きがみられることに「政治とスポーツをごちゃまぜにしてはいけない」と語っている。
ロシア紙「スポルトエクスプレス」は、同国フィギュアスケート界の重鎮タチアナ・タラソワ氏のコメントを紹介。以前は今月行われるフィギュアの世界選手権にロシア勢が出場できなくなったことについて異議を唱えていたが、今回は別の競技での“ロシア除外”について意見している。
記事では「タチアナ・タラソワ氏がスポルトエクスプレスの取材で、FIFAがロシア代表からカタールW杯(予選)に出場する権利を取り上げた決定に反応した」とサッカー界のことをタラソワ氏が語ったとしている。
タラソワ氏は「我々のチームは一番強いわけではありませんが、彼らはW杯の予選でプレーするだけの価値がありました。FIFAはこのケースにおいて間違っています。断じて政治とスポーツをごちゃまぜにしてはいけません!。彼らは我々の子供たちとファンから素晴らしい競技を奪っています!」と嘆いていたという。
(THE ANSWER編集部)