東京五輪唯一のウクライナ金メダリスト ロシア軍の標的となるも「どこにもいかない」
ロシアのウクライナ侵攻でアスリートも戦禍の犠牲となる中、東京五輪ウクライナ勢唯一の金メダリストはロシアの標的となり、「私の机には銃と手榴弾がある」と悲壮な決意を語っている。英紙「ガーディアン」が報じている。
レスリング男子のベレニウクは国会議員を務める
ロシアのウクライナ侵攻でアスリートも戦禍の犠牲となる中、東京五輪ウクライナ勢唯一の金メダリストはロシアの標的となり、「私の机には銃と手榴弾がある」と悲壮な決意を語っている。英紙「ガーディアン」が報じている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
「いつもなら試合に負けても、また明日はやってくる。しかし、ここではどの瞬間にも死ぬかもしれない。そして、それは自分の命だけではない。家族の命やこの国の未来でもある。史上最も重要な戦いなんだ」
こう語ったのは、東京五輪男子レスリング男子グレコローマン87キロ級で金メダルを獲得したザン・ベレニウク。7か月前に栄光を手にした男は戦禍のウクライナで現在、同国初となる黒人の国会議員を務めている。
「ウクライナでの恐怖のレベルを表現することは本当に難しい。ある程度理解するにはここにいるしかないかもしれない。数多くの物語がある。あまりにも多い悲劇だ」